今回はmicroKORG XLの実演動画と、ダウンロードサービスが始まったSound Editorの話が中心。すでに公開されている開発秘話と一緒に読んでいただけると嬉しい(http://ascii.jp/elem/000/000/205/205288/)
そういうわけで、Denkiさんよろしく
コルグの最新シンセ「microKORG XL」(関連記事)の、PC用エディターソフトが2月半ばに公開された。そこで前回に引き続き、このエディターソフトやシンセ内部の面白い部分について、コルグの開発スタッフにお話を伺った。
microKORG XL
また我々の取材ではもはやレギュラーと言っていい、Denkitribeさんもお招きしている。ElectribeやKAOSS PADのプレイで世界的にも有名なアノ人だ。
──そういうわけでDenkitribeさん、よろしくお願いします。
Denkitribe はい。昨晩エディターをいじり倒してきたんですけど、これは面白いですね。オマケに付いてくる音色データもすごくて……。
──いや、びっくりでしたよね。よーし、今日はマニアックな話をするぞ!
Denkitribe いや、初心者にも分かるような仕切りでお願いしますよ。いろんな人に興味を持ってもらえるように。
──あ、じゃ、そういう感じで。
microKORG XLの音色をカスタマイズせよ
今回の主題になっているのが、「microKORG XL Sound Editor」。microKORG XLの音色を自由にエディットできる編集ソフトだ。
エディターのメイン画面。microKORG XLの全体図でもある。キーボードアサインとスケール設定(純正率やアラビア音階、ユーザー設定も可)、2つのティンバー、アルペジエーター、ボコーダー、エフェクトという構成が分かる
ソフトのダウンロードは公式サイトのリンクからたどれる。その際には「KORG USB-MIDI Driver」のインストールも必要だ。(Windows/Macintosh両対応)本体とPCをUSBで接続する前に、本体側の「Memory Protect」をOFFにしておこう。
音色一覧画面。これは初代microKORGのプリセット音色。画面の操作で本体側の音色も切り替わる。もちろん本体で作った音色データもPC側に転送可能。音色データはファイルとして保存される。データファイルの容量は約67KB