KDDI(株)は22日、携帯電話機の最新機種7機種を発表した。全体的に音楽機能を重視した機種が多く“ウォークマンケータイ”『W42S』(6月下旬発売)や防水・耐衝撃性を備えた『W42CA』(6月下旬発売)、Bluetooth搭載の『W44T』、3Dステレオサラウンドプロセッサー搭載の『W42K』(6月上旬発売)、外観カスタマイズが可能な『W42H』(6月下旬発売)についてはKDDIの音楽配信サービス“au LISTEN MOBILE SERVICE”(LISMO)に対応している。またワンセグケータイ『W22SA II』(6月中旬発売)、薄型デザインの『A5521K』(6月下旬発売)も登場している。価格はすべてオープンプライス。
W42S
『W42S』(スパークピンク)。右は数字キー下にある“ミュージックシャトル” |
- ディスプレー
-
メイン:2.2インチTFT液晶パネル(240×320ドット、26万色表示)
サブ:―― - カメラ
- メイン:有効125万画素
- サブ:――
- 外部メモリー
- メモリースティックDuo(別売)
- 連続通話時間
- 約200分
- 連続待受時間
- 約250時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅49×厚さ24×高さ106mm/約123g
- 本体カラー
- スパークピンク、ヒートブラック、プリズムホワイト
“ウォークマンケータイ”と銘打って登場したW42S(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)製)。新開発の音楽専用チップ“Mobile Music Enhamcer”により、約30時間の連続音楽再生を可能にした。また1GBの音楽専用メモリーを内蔵し、最大で約630曲の保存ができる(1曲あたり1.5MBの場合)。本体には3Dサラウンドスピーカーを搭載する。
本体の数字キーの下には、音楽の再生や早送り・巻き戻しなどを直感的に行なえる“ミュージックシャトル”を搭載。円形のダイヤルのような形状で、これを押すと再生、左右にまわすと早送り・巻き戻しが行なえる。またリモコンも付属する。
音楽プレーヤー“シャトルプレイヤー”は曲に合わせて変化する“ビジュアライザー”を搭載。ビジュアライザーはソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズのサイトからダウンロードすることで追加も可能となっている。
付属のクレードルはUSB端子を搭載し、パソコンとの接続が可能。音楽転送ソフト『au Music Port』がパソコンにインストールしてあれば、携帯電話機本体をクレードルに挿すことで自動起動し、音楽転送が行なえる。
W42CA
『W42CA』(ボルケーノオレンジ) |
- ディスプレー
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メイン:2.4インチTFT液晶パネル(240×320ドット、26万色表示)
サブ:1インチモノクロ液晶パネル(100×100ドット) - カメラ
- メイン:有効207万画素
- サブ:――
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約190分
- 連続待受時間
- 約240時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅53×厚さ29×高さ117mm/約155g
- 本体カラー
- ボルケーノオレンジ、マナウスグリーン、グレイシャーホワイト
“G'zOne”というブランドネームの携帯電話機(カシオ計算機(株)製)。“タフネス性能”を売り文句としており、防水性能の国際標準である“IPX 7”相当の耐水性を備え、水深1mに約30分放置しても浸水しないという。メインディスプレーには2.4インチ透過型微反射TFT液晶パネル(QVGA、6万5000色)を採用し、カメラ機能はオートフォーカスつき207万画素CMOSセンサーを搭載。また外部メモリーとしてmicroSDカードに対応するなど、耐水・耐衝撃性を備えつつ基本機能は十分に押さえてある。
サブディスプレーは時計を意識した丸型のデザインになっており、デジタル、アナログなど4種類の時計表示が可能。また、現在の方向を表示する電子コンパス機能や1/100秒まで計測が可能なストップウォッチ機能、最大60分前からカウントダウンが可能なタイマー機能を搭載する。そのほか、専用サイト“タフサイト G”から画像をダウンロードすることで、その画像を表示することも可能となっている。
W44T
『W44T』(コメットブラック) |
- ディスプレー
-
メイン:2.6インチポリシリコンTFT液晶パネル(240×320ドット、26万色表示)
サブ:―― - カメラ
- メイン:有効320万画素
- サブ:――
- 外部メモリー
- miniSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約200分
- 連続待受時間
- 約270時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅51×厚さ25(最薄部21)×高さ108mm/約139g
- 本体カラー
- マーズレッド、コメットブラック、ブレアデスシルバー、ネプチューンブルー
最薄部約21mmのスリムな本体に約2.6インチTFT液晶パネル(QVGA、26万色表示)を搭載する携帯電話機(製造は(株)東芝)。Bluetoothに対応し、ハンズフリー通話やワイヤレスヘッドフォンで音楽を聴くことなどが可能。また本体のリモコン操作が行なえるBluetoothレシーバーを同梱し、再生や早送り/巻き戻しといった操作がワイヤレスで行なえる。
1GBの内蔵メモリーを備え、大量の楽曲の保存が可能なほか、音楽連続再生時間も19時間と長時間再生が可能となっている。
そのほか高性能3Dグラフィックスエンジン『T4G』を搭載。3Dゲームなどが楽しめる。
W33SA II
『W33SA II』(スピリットブルー) |
- ディスプレー
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メイン:2.4インチTFT液晶パネル(240×320ドット、26万色表示)
サブ:―― - カメラ
- メイン:有効126万画素
- サブ:――
- 外部メモリー
- miniSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約210分
- 連続待受時間
- 約250時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅50×厚さ27×高さ105mm/約149g
- 本体カラー
- スピリットブルー、ライズホワイト
携帯機器向け地上デジタル放送(ワンセグ放送)のチューナーを内蔵する携帯電話機(三洋電機(株)製)。データ放送や字幕も含め、最大15分のワンセグ放送の録画が可能となっている。また地上アナログ放送やFMラジオ放送の受信もできる。外部メモリーカードはminiSDカードに対応し、“SD-Video”や“SD-Audio”などで保存された映像・音声の再生が可能となる。
そのほか、メールでよく使われる200個の絵文字(サッカーボールや猫顔など)が3D表示で画面上を動き回る“うごモジメール”の表示や、カメラで撮影した手書き文字と写真を合成してメールに添付できる“パシャ文字カード”、手書きメッセージなどが書かれた写真や絵を撮影し、その写真から手書き部分のみを取り出して表示する“パシャ文字メモ”などの機能も搭載する。
W42K
『W42K』(セレナイトホワイト) |
- ディスプレー
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メイン:2.4インチモバイルASV液晶パネル(240×320ドット、26万色表示)
サブ:0.9インチモノクロ液晶パネル(96×64ドット) - カメラ
- メイン:有効131万画素
- サブ:――
- 外部メモリー
- miniSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約210分
- 連続待受時間
- 約330時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅51×厚さ24×高さ98mm/約128g
- 本体カラー
- セレナイトホワイト、フローラライトピンク、ゼノタイムオレンジ、グラファイトブラック
音楽再生用リモコンの付属など、音楽再生機能を強く意識した携帯電話機(京セラ(株)製)。仮想サラウンド技術の開発を行なっている(株)ダイマジックの“DiMAGIC Virtualizer X”技術を取り入れ、これを実現するための3Dステレオサラウンドプロセッサーを搭載。臨場感のあるサラウンド音声を聴くことができる。
またアナログテレビチューナーとFMチューナーを搭載し、テレビ。ラジオの視聴が可能。メインディスプレーには2.4インチモバイルASV液晶パネル(QVGA、26万色表示)を採用し、広い視野角と高いコントラスト比により高精細な映像を視聴できる。
W42H
『W42H』。左からクォーツオレンジ、オニキスブラック、マイカホワイト |
- ディスプレー
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メイン:2.4インチTFT液晶パネル(240×320ドット、6万5000色表示)
サブ:0.9インチ白色有機EL液晶パネル(96×64ドット) - カメラ
- メイン:有効207万画素
- サブ:――
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約200分
- 連続待受時間
- 約270時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅50×厚さ25×高さ100mm/約120g
- 本体カラー
- オニキスブラック、マイカホワイト、クォーツオレンジ
プライベートとビジネスなど、使い分けを考慮した携帯電話機(製造は(株)日立製作所)。待受け画面やメニュー画面の配色、着信音、アドレス帳、スケジュールといった機能をアスタリスクキー長押しで切り替えられる“Wシーン機能”を搭載している。またメインディスプレー背面の一部パーツ(サブディスプレー下方の模様)が交換可能になっており、外観のカスタマイズも可能となっている。
またICチップによる非接触型サービス“FeliCa”に対応し、電子マネー“Edy”などの利用ができる。そのほかLISMO対応で最長16時間の連続音楽再生が可能となっている。
A5521K
『A5521K』(タキシードブラック) |
- ディスプレー
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メイン:2.4インチモバイルASV液晶パネル(240×320ドット、26万色表示)
サブ:0.9インチモノクロ液晶パネル(96×64ドット) - カメラ
- メイン:有効131万画素
- サブ:――
- 外部メモリー
- microSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約200分
- 連続待受時間
- 約400時間
- 本体サイズ/重さ
- 幅50×厚さ18.2×高さ97mm/約107g
- 本体カラー
- タキシードブラック、クロースシルバー、カルミアピンク
au携帯電話機では最薄となる厚さ18mmのスリムな本体が特徴のA5521K(京セラ(株)製)。メインディスプレーとして2.4インチモバイルASV液晶パネル(QVGA、26万色表示)と搭載する。
“分かりやすいこと”を配慮しており、最大44ドットの大きな文字を表示可能な“でか文字”機能を搭載。着信音や受話音の音量を大きくしたり、バイブレーションの振動を大きくする、といった設定も可能となっている。さらに「メールを送る」といった言葉で検索することで、使い方や機能説明を表示してくれる“使い方ナビ”や、“マナーキー”を押すと現在使っている機能のヘルプを表示する“機能ガイド”なども搭載している。