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【CEATEC JAPAN 2004 Vol.6】インテル、ルイス・J・バーンズ副社長が基調講演──“DTCP over IP”の重要性を強調

2004年10月06日 19時15分更新

文● 編集部 小板謙次

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バーンズ氏
[編集部] 改めて確認したいが、デジタルホームで核となるのは必ずしもパソコンではないと考えているのか?
[バーンズ氏] 私はPC産業とCE(Comsumer Electronics)産業の間で喧嘩が起こっているかどうかについて興味はないが、実際には喧嘩は起きていない。それにひとつのモデルや見解が支配的になることはないと思う。ただし、家庭内で展開されていくもののなかでは、パソコンは最もフレキシブルでパワーがあるものになるだろうということだけは言える。
[編集部] ではインテルはデジタルホームにおいてどこで利益を確保していこうと考えているのか?
[バーンズ氏] 従来のようにパソコン産業として利益を確保していくことができると考えているし、IPセットトップボックス、デジタルテレビの分野でも可能だ。究極的には、すべての業界は市場を拡大していくことで利益を確保できる。デジタルホームのテーマは、まさに市場の拡大にあるのだから。
[編集部] デジタルホームはいつ現実のものとなるのか?
[バーンズ氏] プロダクトという形ででてくるだろうし、新しいビジネスモデルも登場してくるだろう。そのひとつがCinemaNowの配信サービスであるといえる。
[編集部] “LCOS(Liquid Crystal on Silicon)”の技術について、デジタルホームとは別ラインと考えていいのか?
[バーンズ氏] テクノロジーの可能性ということで1月に発表したものだ。その作業は進行中で、まだプロダクトが登場する段階にはない。しかし、実現されていけばデジタルホームの一部になるだろう。


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