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LaVie G タイプRX

LaVie G タイプRX

2004年05月20日 00時00分更新

文● 宇野 貴教

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LaVie Gはこんなことに向いている!

 これまで述べてきたとおり、本機の特徴は広い液晶画面とパワフルスペックで快適な作業を行え、外で使うにも十分なモバイル性能を持つことである。このメリットを具体的に挙げると、

  1. 自宅と職場/学校間を持ち運ぶことで、2ヵ所で使うPC環境を1台に集約できる
  2. 自宅やオフィス以外の電源の取れない場所でも、デスクトップPCと同等以上の快適さで長時間作業できる
  3. プレゼンテーションなど、ほかの人に画像や文書を見せる場合、内蔵ディスプレイだけで大きく詳細な画面で見せられる

といった点がすぐに思い浮かぶ。

 (1)は単にパソコンの台数を減らすというだけでなく、手元のデータを常に最新! という見逃せないメリットもある。これは複数のPCを使っているとわかるが、自宅で編集作業したデータをそのまま忘れてきたり、自宅で作業しようとしても必要な書類が会社のPCから取り出せなかったりと、データの同期作業は意外に手間がかかったり、使いたいデータが今手元になくてもどかしい思いをすることは頻繁にある。こうした心配がなくなるのは大きい。

MobileOptimizer
複数のインターネット環境の設定を保存し、接続環境に応じて切り換えられるツール「MobileOptimizer」を搭載。ダイヤルアップやLANの設定のほかに、Internet ExplorerやOutlookExpressの設定を自動的に切り替える。

 (2)はPCを開けばそこがオフィスに早変わりするという便利さを示している。いまどきインターネットにつながらなければPCの意味がない、と思われるかもしれないが、本機はIEEE802.11a/b/gの無線LAN機能を搭載し、最近増えてきた公衆無線LANサービスを利用して高速にインターネット接続が可能だ。肝心の公衆無線LANサービスも、東京都内を例に挙げると喫茶店ルノアールやマクドナルドで「Yahoo!BBモバイル」、モスバーガーなどで「HOTSPOT」、ウェンディーズやケンタッキーフライドチキンで「Mzone」といった無料/有料のサービスが多数存在する。「移動するオフィスノート」が活躍できるバックボーンは整っているのだ。もし無線LANに接続できなくても、CF TypeIIとPCカードスロット、USBなどを利用してPHSデータ通信や携帯電話など通信手段の選択肢は幅広く用意されている。タフネスなバッテリを持ち駆動時間を気せず使えるため、移動の機会が多いビジネスマンにも心強いノートPCとなるのは間違いない。

キーボード
キーボードはシンプルな6段配列で特に縮小されたキーはない。パームレスト部分も、天板と同様の麻布を思わせるざらざらコーティングが施されている。長時間使っていても汗でべたつかず不快感がないのがうれしい。

 (3)は、モバイル性重視のB5ノートに対する大きなアドバンテージだ。プレゼンテーションや少人数での会議なども、B5ノートでは画面が小さいため多くの人に画面を見てもらうためには別途ディスプレイを用意するか、ノートPCをひとりずつ回す必要があった。本機の画面は14.1インチと大きく解像度も高いので、中心において数人で一緒に閲覧できる。さらに電源なしでも3~4時間のバッテリ駆動が可能と持ち運びも容易なため、営業中心のビジネスマンに役に立つのは間違いないだろう。



高速3Dグラフィックスチップ搭載
ホビーにも活躍!

 ここまでは、ビジネスシーンや学校などでの利便性を述べてきたが、本機はホビー用途においても高性能なスペックを備えている。ホビーといえば真っ先にゲームが思い浮かぶが、本機はATIテクノロジーズの3Dアクセラレータチップ「MOBILITY RADEON 9600」を搭載している。これはデスクトップPCではミッドレンジに位置するチップで、低価格デスクトップ/ノートPCのチップセット内蔵グラフィックス機能では動作しない3Dゲームも難なくプレイできる。オフィスではワークマシン、自宅ではゲームマシンといった使い方も可能だ。また、DVカメラを接続して動画を取り込めるIEEE 1394端子と、DVD-RAM/R/RWの読み書きが可能なDVDマルチドライブを内蔵する。オリジナルビデオをPCに取り込んで編集し、マイDVD-Videoを作成するといった利用も可能だ。仕事だけでなく、休日はプライベートでも使いたくなる機能を有するノートPCだと言える。

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