iPlanet、ウェブサーバーソフト『iPlanet Web Server Enterprise Edition 6.0』と、ポータル構築ソフトにモバイル機能を追加する『iPlanet Portal Server Mobile Access Pack 3.0』を発売
2001年11月27日 16時47分更新
iPlanet Eーコマース・ソリューションズ ジャパンは26日、ウェブサーバーソフト『iPlanet Web Server Enterprise Edition 6.0』を11月30日に発売すると発表した。また同時に、ポータル構築ソフト『iPlanet Portal Server 3.0』にモバイルアクセス機能を追加する、『iPlanet Portal Server Mobile Access Pack 3.0』を12月14日に発売すると発表した。
iPlanetは米アメリカ・オンライン社(America Online, Inc.)と米サン・マイクロシステムズ社(Sun Microsystems,Inc.)の提携による仮想企業。会社法人として設立されてはいないが、実質的には独立した組織として活動し、Eコマース関連ソフトウェアを製造・販売する。
『iPlanet Web Server Enterprise Edition 6.0』
『iPlanet Web Server Enterprise Edition 6.0』は、仮想ドメイン機能を搭載し、ウェブトラフィックの帯域幅を仮想サーバーごとに設定できる。さらに、Solaris 8のNetwork Cache and Accelerator機能をサポートし、キャッシュの利用によって、プロセッサーの負荷を抑制しながらパフォーマンスを高める。
また、Java Servlet/JSPの実行環境を標準で搭載しており、サン・マイクロシステムズ(株)のJavaアプリケーション統合開発環境『Forte for Java』との連携によるJavaアプリケーション環境の強化も可能。
価格は1プロセッサライセンスで23万1000円から。対応プラットフォームは、Solaris 2.6/7/8、HP-UX 11.0/11i、Windows NT 4.0 Server/2000 Server。出荷は12月14日に開始される。
『iPlanet Portal Server Mobile Access Pack 3.0』
『iPlanet Portal Server Mobile Access Pack 3.0』は、XSLスタイルシートまたはJSPテンプレートによりcHTMLまたはWMLに対応し、複数デバイスをサポートする。また、XMLで記述したシングルソースのコンテンツを複数デバイスに対応させることも可能。『iPlanet Messaging Server』のメール機能や、『iPlanet Calendar Server』のカレンダー機能との連携も行なえる。
『iPlanet Portal Server Mobile Access Pack 3.0』の価格は、100ユーザーライセンスで320万円から。『iPlanet Messaging Server』および『iPlanet Calendar Server』は、2002年3月29日までの特別価格で、100ユーザーライセンスにつき34万円。出荷は来年1月14日に開始され、日本語版は1ヵ月遅れでの発売となる。
対応プラットフォームは、Solaris 2.6/7/8(SPARC版)。メモリーは256MB以上、 HDDが400MB以上、CPUは300MHz以上、2CPU以上を推奨している。
両製品とも、サンの次世代ソフトウェア・プラットフォーム構想“Sun ONE”の対応製品であり、iPlanetでは、“Services on Demand”の実現をさらに目指していくとのことだ。