通信機械工業会(CIAJ)、(社)電子情報技術産業協会(JEITA)、(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)の3団体が主催する、IT関連、電子技術関連の複合展示会“CEATEC JAPAN 2001(シーテック ジャパン)”が2日、千葉・日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開幕した。
CEATEC会場“Business Solution”ステージの模様。今回会場は“Home & Personal”、“Network Society”、“Business Solution”、“Industry”の4つのステージに分けている |
CEATECは、Combined Exhibition of Advanced TEChnologiesを意味している。'99年まで開催されていた情報・通信関連の展示会“COM JAPAN”と半導体・電子機器関連の展示会“エレクトロニクスショー”が統合された展示会で、2000年に初めて開催された。
オープニングセレモニーには、森下JEITA会長、小坂総務副大臣、吉海経済産業省商務情報政策局審議官、海老沢日本放送協会会長、関澤CIAJ会長、川島JPSA会長が列席した |
2回目となる今回は“次のITへ”を開催テーマに、833の企業/団体(うち海外は22の地域から234企業/団体)が出展、昨年の748企業/団体を上回った。来場者数は昨年並みの約17万人を予想している。
JEITA会長の森下洋一氏 |
会場近くのホテルで行なわれたオープニングセレモニーでは、開催3団体を代表してJEITAの森下洋一会長(松下電器産業(株)会長)が挨拶した。森下氏は「米国産業界や日本産業界の景気低迷、テロ事件の影響など、IT産業を取り巻く環境は厳しい。しかし、将来のユビキタスネットワーク社会の到来に向けて、このCEATECが起爆剤になればと考えている。今後、CEATECが世界から注目される複合展示会になるよう努力していきたい」と抱負を述べた。
総務副大臣の小坂憲次氏 |
また、来賓として出席した小坂憲次総務副大臣は「ITバブルははじけたというが、それは米国の一部の企業の話だ。IT産業は着実に発展を続けている。CEATECが、世界に日本のIT産業がどんなに優れているかを知らせる機会になればよいと考えている。日本のIT産業が今後も世界をリードしていけるよう、制度や環境整備を行なっていきたい」とCEATECへの期待を述べた。
CEATECは幕張メッセの1~11ホールすべてを使い、2~6日(土)までの5日間開催される。