WordやExcelファイルをテキスト化する『デ変研TEXT』などの開発元(株)データ変換研究所が、WordやExcelをXMLデータに変換する『X-大将(ばってんたいしょう)』の販売を開始した。
XML化の形態は以下の通り
- Wordファイルの場合
- 「見出し1」、「見出し2」、「見出し3」などの情報などを元に文書構造を解析し、XML形式のタグを付加して出力
- Excelファイルの場合
- セルの位置情報、数値、文字情報、リンク情報、シート情報などに対してXML形式のタグ付けを行なって出力
実際のXML出力イメージは以下の通り。
サンプルのExcelファイル。このファイルが以下のXML文書となる。 |
<xsheet> <xsheetname> 取引シート </xsheetname> </xsheet> <xsheet> <xlabel row="1" col="1"> 取引会社名一覧 </xlabel> <xlabel row="2" col="1"> 社名 </xlabel> <xlabel row="2" col="2"> 電話 </xlabel> <xlabel row="2" col="3"> URL </xlabel> <xlabel row="3" col="1"> データ変換研究所 </xlabel> <xlabel row="3" col="2"> xxx-xxxx-xxxx </xlabel> <xlabel row="3" col="3"> http://www.dehenken.co.jp </xlabel> <xlink row="3" col="3" type="23"> http://www.dehenken.co.jp/ </xlink> </xsheet>
自社のオリジナルタグを使いたい場合は、出力されたXMLのタグを変換する方法で行なう。また、DTDやXMLスキーマを使いたい場合は、オプションの指定により可能だという。
データ変換研究所では、X-大将により、プラットフォームにかかわらずデータベースのフロントエンドにWordやExcelを使うことが可能になるとしている。
X-大将はWebサーバやデータベースサーバ上での利用を想定しており、
- X-大将 for Linux
- X-大将 for Solaris
- X-大将 for FreeBSD
- X-大将 for Windows
といったラインナップが用意される。価格はすべて40万円。
なお、12月31日まで動作する体験版が、同社Webページからダウンロード可能になっている。