ジャストシステムの「美写楽」は、多彩な検索ができる画像管理機能と、フィルタやレイヤもサポートする画像編集・加工機能を搭載しながらも、わかりやすいインターフェイスを持った画像管理・活用ソフトだ。
ページを手早くめくるように画像を探す「オートブラウズ」
左端の「コマンドバー」のみで画像の取り込みや印刷などの基本操作がすべてできる。「ビューア」は、2つの写真を比較するのに便利な「ツインビューア」にも切り替えられる。 |
美写楽は、“登録型”の画像管理ソフトだ。デジタルカメラ(TWAIN入力)やメモリカードから直接取り込む場合は、画面左端の「コマンドバー」を使う。HDD内の画像は「フォルダ」ボタンでフォルダ単位に指定して登録する。CD-RやMOなどの画像は、一度登録すれば元のメディアがなくてもサムネイルのみの表示が可能だ。フォルダ選択が面倒な人は、「フォルダ・部品ファイルの登録」を使うと、HDD内の未登録画像を検索して画像のあるフォルダごと自動登録できるので便利だ。こうして集めた画像情報(画像データのある場所を記録したデータ)は「フォルダ一覧」に格納され、「画像一覧」のサムネイルを「フォルダ一覧」や「アルバム一覧」へドラッグ&ドロップすることで直感的に移動・管理ができる。
「オートブラウズ」はフル画面に全登録画像(フォルダやアルバムごとの指定も可能)を次々に表示する機能。目的の画像をダブルクリックすれば美写楽のメイン画面に表示可能だ。 |
管理面で最も強力なのは検索機能だ。特に最大48枚(8×6)並べた画像をフルスクリーン表示し、一定の速度で上(もしくは下)へスクロールしながら登録した全画像を一度に見られる「オートブラウズ機能」は、ファイル名や保存場所をうっかり忘れてしまった時にとても重宝する。また、選択した画像と“色合いや色の位置、明るさなどが似通った画像”を探し出す「類似検索機能」も装備している。
上は通常の検索ダイアログボックス。下が選択した画像に似た画像を探し出す「類似検索機能」。 |
簡易画像修正機能は、フル画面に対象画像と選択した機能、レタッチメニュー以外はタスクバーも含め非表示になり、修正作業に専念しやすい。 |
正面から撮影した建物の画像(左)を、パースを変換して基準線を上に移動させると、下から見上げたような視点効果が出せる(右)。 |