ぷらっとホーム(株)と日本アイ・ビー・エム(株)は7日、「IBM eserver iSeries 400」向けのLinuxソリューションに関する提携を発表した。
「IBM eserver iSeries 400」は旧来はAS/400として知られる64bit RISCプロセッサを搭載したサーバ。プロセッサにSOI(Sillicon On Insulator)技術や銅配線技術を用いていることや、LPAR(ロジカルパーテーショニング)構成により、プロセッサを複数のシステムで共有して使用することが可能といった特徴を持つ。標準で搭載されるOS/400のほかに、LinuxやWindows 2000を同時に使用し、それぞれのアプリケーションを利用することができる。
今回の提携の枠組みは以下のとおり。
- Linuxサーバを統合できる『OS/400 V5R1』向けのLinuxシステムの導入、運用、保守をぷらっとホームが提供
- 『IBM eserver iSeries 400』向けのLinuxアプリケーションをぷらっとホームが開発
- 日本アイ・ビー・エムのビジネスパートナーと協業して、顧客ニーズにあったシステムを開発
これにより、顧客は既存の『IBM eserver iSeries 400』の基幹システムと連携したLinuxソリューションを容易に構築することが可能になるという。また、両社ではLinuxアプリケーションの移植および新規開発をサポートする“マイグレーションサポートセンター”の設立や、サポートメニューの充実などをし、ハードウェアベンダーやSI企業への支援も行なってゆく。ぷらっとホームは、IHV/ISVやディストリビュータとの協業および顧客対応のための窓口を新設するとしている。