5月第2週の価格改訂後、いったんは市場からほぼ完全に姿を消していたAthlon-1.33GHzの再入荷が始まっている。今回の入荷分はほとんど海外並行輸入品。国内正規流通品の再出荷を待てない各ショップの入荷担当者が東奔西走した結果、一定量の入荷が実現したようだ。このためか、今回の入荷を「かき集めた」と表現するショップは少なくない。販売価格はバルク版が最安値で2万5800円と、先週比でなんと5000円程度の値下げ。全体的には価格設定に多少のバラつきがあるものの「改定価格」にようやく近づきつつあると言えるだろう。
なお、今週入荷分は飛ぶように売れて行っており、明日27日に入手するのは難しそう。しかし、来週も並行輸入品を入荷予定と多くのショップが口を揃えており、品不足はどうやら解消の方向に向かいそうだ。
ちなみに1.33GHz以外のAthlonやDuronはというと、ここのところほとんど目立った動きはないもよう。円高の影響か、多少値下がった程度である。
Intel製品はPentium 4が落ち着いている一方でPentiumIII/Celeronに動きアリ。明日27日に行われると予想されるPentiumIII/Celeronの価格改定にあわせてか、最安値でPentiumIII-1GHzが2万6000円台に、Celeron-850MHzが1万3000円台にそれぞれ突入した。同時にPentiumIIIは価格改定を見越した入荷控えで若干の品薄傾向にある。また、今回の価格改定で生産終了となる低クロックのPentiumIIIやSECC2版のPentiumIIIは今後、よりいっそう品不足になるだろう。欲しい人はお早めに。