昨年発売される予定だったとも言われている、MSIのAMD760(AMD761+VIA VT82C686B)搭載マザーボード「K7 Master」(型番:MS-6341)がようやく登場した。
ただし、FSBは200MHzまでの対応。DDR SDRAMもPC1600までの対応となっていおり、マニュアルにも“FSB 200MHz”と明記されている。今回販売が始まっているマザーボードのリビジョンは1.0で、MSIのウェブサイトによればリビジョン1.1でFSB 266MHzに対応するとしているが、出遅れた感は否めないところ。
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FSB 200までの対応と明言するマニュアル |
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リビジョンが1.0であると告げるシルク印刷。FSB 266MHz対応版の登場にはもう少し時間がかかるようだ |
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AGPスロットの近くにあるATX12V電源コネクタ。K7 Masterの動作に必須なのかどうかは不明である |
マニュアル上ではBIOS上からFSB設定、Vcore電圧設定、倍率設定ができることになっており、この仕様どおりなら“遊べる”マザーボードの1つと言える。価格もUSER'S SIDE本店で1万8800円と、DDR SDRAM対応マザーボードとしては比較的安価な部類だ。
なお、DDR SDRAM用のDIMMスロットは2本。基板を見る限り、当初4本で設計されていたのが削られたようだ。拡張スロットはAGP Pro×1、PCI×5、CNR×1。SCSIコントローラ、ならびに68/50ピンコネクタ用と思われる回路パターンがあるが、これは同製品のバリエーションモデル「K7 Master-S」用のものだろう。
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SouthBridgeの周辺にあるSCSIコントローラ用のパターン |
30日現在の価格情報
価格 | ショップ |
\18,800 | USER'S SIDE本店 |
\19,500 | コムサテライト3号店 |
\19,800 | ギガパレス秋葉原本店 |
\20,800 | ZOA 秋葉原本店 |
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