サン電子(株)は27日、PIAFS2.0(64kbps)対応のPHS用データ通信カード『i-Card typeP2-PHS』(PS64C2-P)、携帯電話用データ通信カード『i-Card typeP2-PDC』(PS64C2-D)、PHS用USB通信ケーブル『i-Cable typeP3』(PS64L3)と『i-Cable typeP4』(PS64L4)を発表した。
『i-Card typeP2-PHS』、『i-Card typeP2-PDC』 |
『i-Card typeP2-PHS』は、NTTドコモとアステルのPHS専用のデータ通信カードで、PIAFS2.0で64kbps、PIAFS1.0で32kbpsのデータ通信に対応。PTE(プロトコル変換装置)を経由してのデータ通信も行なえるという。オプションの携帯電話接続ケーブルを使用すれば、NTTドコモ/Jフォン/au/ツーカーの携帯電話と接続し、9600bpsのデータ通信も可能。
一方、『i-Card typeP2-PDC』は、NTTドコモ/Jフォン/au/ツーカーの携帯電話用のデータ通信カードで、9600bpsでデータ通信を行なえる(FAX通信とパケット通信には未対応)。また、ドッチーモを使用すれば、PIAFS2.0で64kbpsのデータ通信も可能。さらに、オプションのPHS接続ケーブルで、NTTドコモ/アステルのPHSに接続すれば、PIAFS2.0で64kbps、PIAFS1.0で32kbpsのデータ通信に対応する。typeP2-PHSとtypeP2-PDCのどちらも、対応OSはWindows CE/95/98/Me/2000とMac OS 7.5.2以上。通信中の消費電力の平均値は約150mWとなっている。サイズは幅86.5×奥行き54×高さ5mmで、重さは約35g。付属のケーブル長は約45cm。価格はオープンで、11月15日に販売を開始する。
『i-Cable typeP3』 |
『i-Cable typeP4』 |
『i-Cable typeP3』と『i-Cable typeP4』は、PHS用のUSBモデムケーブルで、PIAFS2.0(64kbps)に対応。typeP3は、DDIポケットのハイブリッド携帯端末『H”(エッジ)』専用で、feelH”(フィールエッジ) で64kbps、α-DATA32で32kbpsで通信可能。一方、typeP4は、PHSとアステルのPHS専用で、PTE(プロトコル変換装置)を経由したデータ通信も可能。両機種ともATコマンドをサポートする。対応OSはWindows 98/2000/MeとMac OS 8.5/8.6/9.0。ホットプラグ対応で、電源の入った状態で抜き差しできる。また、電源は、USBから供給するため、ACアダプターは不要。消費電力は最大500mW。コアとなる部分のサイズは、幅60×奥行き33×高さ13.5mmで、ケーブルの長さは約50cm。本体重量は50g。価格はどちらも9800円。12月9日に販売を開始する。