沖電気工業(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、シスコシステムズ(株)の3社は11日、インターネット・インフラ分野での協業を開始し、各社がコンピテンス・センターを設立すると発表した。
これは、サービスプロバイダーとして一般企業に向けてシステムを開発、展開していくもの。まず、“IPバックボーン”“AVVID”“MAN”の3つの分野でサービスの開発、導入で協力していく。“IPバックボーン”では、データにラベルをつけて高速スイッチング処理によるネットワーク全体のパフォーマンスを向上させる技術であるMPLS(Multi Protocol Label Switching)を中核とする。“AVVID”(Architecture for Voice,Video and Integrated Data)は、IPネットワークをベースとして音声や映像、データ等を統合したマルチメディア・サービスを統合するアーキテクチャー。“MAN”(Metropolitan Area Network)は、都市全体の広域まで構築できるように拡張したネットワークで、光ファイバーを伝送媒体とする。なお、協業を推進するためのプロジェクト・オフィスは日本IBMの箱崎事業所内に設置される。