東日本電信電話(株)は28日、地域の生活情報の流通サービス“地域ポータルサイト”を検討するワークショップ“地域ポータルソリューションフォーラム”を、5月1日に設立すると発表した。
同フォーラムは、“日常生活”、“スモールビジネス”、“教育ネットワーク”をテーマに、各テーマのソリューションとなる地域ポータルサイトを検討し、モデルシステムや運用実験を企画するもの。東京大学の安田教授が座長を務める。テーマ別にワークショップを設け、日常生活では、地域に住む主婦や高齢者向けに、行政情報、ショッピング情報、サークル情報などを提供するポータルサイトを検討。また、スモールビジネスでは、金融情報や技術情報などを提供するポータルサイトによる中小企業の情報化支援のあり方について考える。さらに、教育ネットワークでは、2002年度から全国一斉で実施されるカリキュラム“総合的な学習”を支援する教職員向けポータルサイトを企画する。同フォーラムには、大学教授などの有識者や、出版社、銀行などの企業のほか、オブザーバーとして品川区と東京都多摩都市整備本部が参加する。