日本電気(株)は17日、個人向けパソコン『VALUESTAR』の新製品を発表した。発表となったのは、『VALUESTAR
NX』シリーズ11機種、『VALUESTAR NX simplem』シリーズ2機種、『VALUESTAR U』シリーズ2機種の合計15機種。1月20日より順次出荷となる。
VALUESTAR NX
同シリーズは、全機種にPentium IIIを採用。500EMHzから750MHzまでのCPUクロックの機種を用意している。液晶ディスプレーとセットになった“省スペースLCDモデル”6機種、CRTディスプレーとセットになった“省スペース型CRTモデル”3機種、“TVモデル”2機種がある。VALUESTAR NX 省スペースLCDモデル |
チップセットにはi810、メモリーは64MBから128MBのSDRAM、HDDはUltra ATA/33対応の15GBから30GBを搭載している。CD-ROMドライブのモデルはなく、中上位機種にはCD-R/RWドライブ、そのほかの機種にはDVD-ROMドライブを採用している。モデムは、K56flex/V.90対応モデムを内蔵している。
TVモデルは、TVチューナーを内蔵し“Bitcast(ビットキャスト)”および“ADAMS(TV-Asahi
Data and Multimedia Service)”のデータ放送にも対応している。最大6時間30分(HDDの空き容量に依存)のTV番組を録画できる。
プレインストールしてある主なソフトは、Voice一太郎10・花子10パック、またはOffice
2000 Personal、またはJustsystem Homeとなっている。OSは、Windows 98 Second
Edition。価格はオープンプライスで、予想実売価格10万円台後半から40万円台半ば。
各機種の主な仕様は下記の通り。
モデル名 |
CPU(Pentium III) |
RAM |
HDD |
ディスプレー |
省スペースLCDモデル |
||||
VC750J/2GD1 |
750MHz |
128MB |
30GB |
15インチ広視野角TFT |
VC600J/2FD1 |
600EMHz |
128MB |
20GB |
15インチTFT |
VC550J/2FC1,D1 |
550EMHz |
64MB |
20GB |
15インチTFT |
VC500J/2FC1,C2,D1,D2 |
500EMHz |
64MB |
20GB |
15インチTFT |
VC500J/2XD1,D2 |
500EMHz |
64MB |
20GB |
14.1インチTFT |
VC500J/2XB1,B2 |
500EMHz |
64MB |
15GB |
14.1インチTFT |
省スペース型CRTモデル |
||||
VE500J/27C,D |
500EMHz |
64MB |
20GB |
17インチCRT |
VE500J/25D |
500EMHz |
64MB |
20GB |
15インチCRT |
VE500J/25B |
500EMHz |
64MB |
15GB |
15インチCRT |
TVモデル |
||||
VT550J/2FD |
550EMHz |
128MB |
30GB |
15インチ高輝度TFT |
VT550J/27D |
550EMHz |
128MB |
30GB |
17インチCRT |
VALUESTAR NX simplem
同シリーズは、CPUにPentium III-500EMHzを採用した『VS500J/2D』と、Celeron-466MHzの『VS46H/2B』の2機種。15インチTFTカラー液晶ディスプレーと一体となった筐体、ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウスを採用している。チップセットはi810、メモリーは64MBのSDRAMを搭載している。VS500J/2Dは、HDDがUltra ATA/33対応の12GB、DVD読み込み最大4倍速のDVD-ROMドライブを搭載。VS46H/2Bは、HDDがUltra ATA/33対応の6GB、最大24倍速のCD-ROMドライブを搭載している。モデムは、K56flex/V.90対応モデムを内蔵している。OSはWindows 98 Second Edition。
VS500J/2Dは、TV-OUT端子を装備しており、ワイドTVに接続してDVD-Videoを楽しめる。本体のサイズは、幅368×奥行き78×高さ372mm。重さ約7kg。
価格はオープンプライス。予想実売価格は、VS500J/2Dが20万円台後半、VS46H/2Bが20万円台半ば。