ラスベガスで9日(現地時間)まで開催の、2000 International CESの米マイクロソフト社のテーマはライフスタイル。家庭のリビング、オフィス、ホテルの部屋などに設定されたブースでは、それぞれの場面でマイクロソフト製品が、どのように便利に、生活を豊かにしているかをアピールしていた。
コンピューター関係のショウでは派手な印象のあるマイクロソフトブースだが、CESでは全体的におとなしめで、デモが始まったときに少し人だかりが増えるくらいといった程度。コンスタントに人が集まっていたのは、マイクロソフトのインターネット接続/コンテンツサービス“MSN”をより簡単に利用できるという専用端末『MSN
Web Companion』のコーナー。
MSN Web Companionは、米コンパックコンピュータ社、台湾のエイサー社などのものが展示されていたが、そのうちコンパックのものが実際に操作できた。OSにはWindows
CE(バージョンは2.12)で、きびきびと動作していた。
コンパックコンピュータのMSN Web Companion。コンパクトにまとまっている |
MSN Web Companionのキーボード。“進む(Forward)”“戻る(Back)”ボタンがついている |
ディスプレーはSTNカラー液晶で、写真だとわかりづらいが、実物は発色もきれいでコントラストも高い |
もう1つ人が絶えなかったのが『Microsoft Reader』の展示コーナー。“ClearType”と呼ぶ、小さな画面でもフォントをきれいに見せる技術を搭載している。米書籍販売大手のBarns
& Nobleと提携して、電子書籍の販売を行なっていくという。また、日本語などアジア系言語やアラビア語などへの対応も予定しているということだった。
HPのJornada 420で動作していたWindows CE版のMicrosoft Reader。これはトップメニュー |
テキストの任意の位置にしおりを入れたり、マーカーで強調したりできる。また、不明な単語について辞書を引くということも可能 |
こちらは試作版の大型のもの。すでに米国で販売されている電子書籍リーダー“eBOOK”のハードウェアを使ったもの |
こちらはWindows Mediaのコーナーで展示されていた、Windows CE版のWindows Media Player |