インテル(株)は、同社がPentium III搭載パソコンのユーザーだけに限定して提供している無料のインターネットサービス“インテル
WebOutfitter(ウェブアウトフィッタ)サービス”に、27日に新テーマを追加した。テーマは60ないし90日で新しいものが追加されることになっており、今回のテーマは“デジタルフォトグラフィの世界を探検しよう”。
WebOutfitterサービス登録者に無償で送られる『WebOutfitter Tool Kit』。WebOutfitterのサイトで入手できるソフトウェアが入っている |
WebOutfitterサービスの画面 |
今回のテーマ、デジタルフォトグラフィは、6月に開始された“ネット音楽最前線”に続くテーマで、デジタル画像を整理して保存したり加工できるソフトウェアやツール類が無料で提供される。日本オリジナルのコンテンツとしては、トヨタ(株)のスポーツカーを、仮想のショールームでながめたりカタログを見ることのできる“Motor
Gallery(モータギャラリ)”と、世界の観光名所を360度のパノラマ画像で体験することのできる“Panoramic
Virtual Tour(パノラミックバーチャルツアー)”の2つ。両コンテンツでは、画像の表示に米ライブピクチャー社の『LivePicture
Viewer』プラグインを利用している。Motor Galleryは凸版印刷(株)、PanoramicVirtual
Tourは(株)オルカビジョンが提供する。
Motor Gallery |
また、アドビ システムズ(株)が発表したソフトウェア『Adobe
ActiveShare(アドビ アクティブシェア)』が、WebOutfitterメンバー向けに無償で提供される。このActiveShareは、スキャナーやデジタルカメラからの画像取り込み機能、画像を整理するアルバム機能、トリミングや赤目軽減などの基本的な加工機能を備えたグラフィックソフトウェア。そのほか、WebOutfitterのウェブサイトを通じて、米PNI
MediaQuest社による500枚の著作権フリー画像、米Real社のマルチメディアスライドショー作成ツール『RealSlideshow』なども提供される。
米インテルのジェイミー・K・ドーバー氏 |
27日に東京・千代田区のインテル本社で開かれた記者発表会で、米インテル社のセールス/マーケティング事業本部副社長兼ワールドワイド・マーケティング部門ディレクタのジェイミー・K・ドーバー(Jami
K.Dover)氏がWebOutfitterサービスの概要について説明した。ドーバー氏によると、インターネットで展開していく上で、リッチなコンテンツの開発を支援し、高度なサービスを提供できる環境の整備を図り、インターネット・コンテンツとサービスの充実を目指すという。WebOutfitterで、今後提供されるテーマとして、ゲームやショッピングなどを予定しているとのことだった。