米クラリオン社は、Windows CEをOSに採用した車載用コンピューター『Clarion
AutoPC』を、4日から発売した。
『Clarion AutoPC』。全面のパネルをスライドさせると、スロットインCD-ROMドライブが現われる。右端にあるのはコンパクトフラッシュスロット。 |
Clarion AutoPCは、車のダッシュボードに格納できる1-DINサイズの製品で、カーオーディオ、FM/AMラジオなどの機能を持つ車載用コンピューター。CPUに日立製SH3を搭載し、16MBのRAMと8MBのROMを内蔵し、OSにはWindows
CE 2.0を採用している。256×64ドット、256色表示の液晶ディスプレー、USBインターフェース、IrDAインターフェース、CD-ROMドライブ、コンパクトフラッシュスロットを持つ。
オプションのGPSシステムやセルラーホンを追加すると、カーナビゲーションや携帯電話機能も統合され、道路交通情報や電子メールの受信も可能になる。操作はキーのほかに、標準搭載の音声認識/音声合成システムにより、音声(英語)でも行なえ、電話をかけたり音楽CDを聞いたりといったことがハンドルを握ったままできる。受信した電子メールを読み上げさせることも可能。IrDAインターフェースを利用して、Palm-size
PCからアドレス帳のデータを受け取れる。価格は1299ドルとなっている。