(有)ハイパーコアは3月3日、「Hyper Linux Systems」ブランドで、Debian GNU/Linux 2.1をプリインストールしたPC「DINGO Value 45」の販売を開発した。同製品は、エントリークラスのLinux PC「DINGO Value」シリーズの最初の製品となる。価格は12万8000円で、国内送料は同社が負担する。
CPUはCeleron-500MHz、メモリは64MBのSDRAMを搭載。チップセットは440BX、HDDはIDE接続で10.2GB、CD-ROMドライブはIDE接続で最大48倍速が用意されている。そのほか、100BASE-T/TX Ethernetアダプタ (チップはAm79C973)、オンボードのビデオ (Rage Pro)およびサウンド機能 (ES1371)を持つ。
同製品には、Debian GNU/Linuxの基本システムしかインストールされていないが、あらかじめパッケージがHDDにコピーされているため、パッケージを追加インストールする際に、Debian GNU/LinuxのCD-ROMをマウントする必要はない。
Debian GNU/Linuxは、1月16日に次期バージョンの2.2 (コードネームpotato)がフリーズされ、近いうちに正式リリースされる予定だ。2.2リリース前の購入者には、リリース後にDebian GNU/Linux 2.2が無料送付される。
ハイパーコアは、同製品をネットワーククライアント向け、もしくは個人などのDebian GNU/Linuxの学習用として位置付けている。