VAIOブランドのビジネスユーザー向け軽量モバイルノート「VAIO type G」シリーズに、プラットフォームを一新した新製品「VGN-G3」シリーズが登場した。
type Gシリーズはビジネスユーザー向けに、1kg前後の軽さと長時間のバッテリー駆動、堅牢性を重視したモバイルノート。VGN-G3では、軽さや長時間駆動の基本路線を踏襲しつつ、パフォーマンスを向上している。
CPUやチップセットなどのプラットフォームは、vProテクノロジーにも対応した最新のCentrino 2に一新。CPUは最高でCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)が選べ、チップセットはIntel GS45 Expressを搭載する。
内蔵ストレージの選択肢が豊富な点も特徴のひとつ。容量を重視して320GBの2.5インチHDDを搭載したり、1.8インチHDDとDVDスーパーマルチドライブのセット、あるいは軽さを重視してSSD(最大で256GBのRAID 0構成)を内蔵するといった柔軟な構成が選べる。
堅牢製もさらに向上。平面加圧振動試験150kgf、動作時落下試験72cmなど従来からある品質試験に加えて、26面もの落下パターンを再現した「多面落下試験 40cm」(非動作時)を新たに実施するなど、過酷な試験を施している。
バッテリー駆動時間の長さも従来どおり。店頭販売モデルに付属する「バッテリーパック(L)」を使用すると、最大12時間駆動。Lバッテリーと光学ドライブを搭載する店頭販売モデルの重さは約1.2kg。光学ドライブなしでSSD内蔵、軽量バッテリー装備などの最軽量構成では、898gの軽さを実現している。
前述のとおり、インテルのリモート管理技術vProに対応しているので、USBポートやカードスロット、光学ドライブなどの有効/無効を、システム管理者がBIOSレベルで制御して、情報流出や不正アクセスを防ぐ機能を備える。また、TPMセキュリティーチップや指紋センサーなども備える。
店頭販売モデルの価格はオープンプライスで、予想実売価格は20万円前後。直販サイト「Sony Style」でのCTOモデルや、法人向け標準/カスタマイズモデルも用意されている。発売日は2月7日の予定。
VGN-G3KANB(店頭販売モデル)の主なスペック | |
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CPU | Core 2 Duo SU9300(1.20GHz) |
メモリー | DDR3-800 2GB |
グラフィックス | Intel GS45 Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 12.1型 1024×768ドット |
HDD | 120GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR |
カードスロット | PCカードスロット(TypeII)、メモリースティックスロット、SDメモリーカード/MMCスロット |
サイズ | 幅276.7×奥行き216×高さ27.2mm |
質量 | 約1.198kg |
バッテリー駆動時間 | 約12時間 |
OS | Windows Vista Business SP1 |
価格 | 20万円前後 |