アメリカのスペースシャトル「ディスカバリー号」が日本時間15日午前0時15分、無事ケネディ宇宙センターに着陸した。
ディスカバリー号および、星出彰彦宇宙飛行士の今回のミッションは、これまでもお伝えしたきたように(関連記事)、日本の実験モジュール「きぼう」の室内実験棟を打ち上げ、国際宇宙ステーションに設置すること。星出さんたちミッションスペシャリストの任務は「きぼう」の取り付けにはじまり、実験室のシステムを起動させたり、ロボットアームの機能点検など。また、流体力学と生命科学の実験装置も運び込まれ、室内での実験が可能となった。
今回のミッションについて、星出宇宙飛行士は記者会見で「初めてのフライトは瞬間、瞬間が楽しかった。もう少し宇宙にいたかった」とコメント。「きぼう」を宇宙に持っていって「希望」を日本へ持ち帰ってきた星出さんだった。
なお、このミッション後の12月4日以降、新たに若田光一宇宙飛行士が長期宇宙滞在予定である。2008年度内に打ち上げ予定のシャトルに積まれた、船外実験プラットフォームと船外パレットの取り付けを経て「きぼう」が完成する。
衝撃的なコロンビア号の事故により、一時は建設が中止になりそうだった「きぼう」ミッション。建設も残すはあと1回。ついに日本の「希望」が叶えられるときがくるか!?
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