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そのクリック待ったーッ!

怪しいサイトの素性を暴く

2008年05月21日 17時40分更新

文● 新 淳一/アスキーネタ帳編集部

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 たとえば某巨大掲示板やスパムメールなどに記入されているURLを、好奇心からちょっぴりクリックしてみたい。でも、やばいサイトだったらどうしよう……。そんな風に迷うことってありますよね。そんなときに便利なウェブサービスが「aguse(アグス)」です。これは、調べたいURLを入力するとそのサイト運営者などの関連情報を表示してくれるというもの。知る人ぞ知る便利サービスです。

aguse

aguseで「ascii.jp」のURLを入力して表示してみたところ。最近はWHOISもウェブベースで利用できますが、使いやすさや見やすさはaguseがだんぜん上。スクリーンショットや地図情報が見られたりブラックリスト判定までできたりと、とにかく至れり尽くせりです

 そのaguseが改良され高速になりました。「地図の位置情報をいままでよりは正確に出せるようにしました。ついでに絵取りも速くしましたので、全体に軽快になったと思います」とのことです(開発者ブログより)。従来、対象サイトの調査に画面キャプチャを取るのを含めて7~20秒程度かかっていたのが、aguse Gateway(後述)に使っている技術を流用することで、最短で2秒程度にまで高速化されたと言います。なお、サーバーの位置情報の正確性は、自宅サーバーなど個人が特定されてしまうことは避けられる程度に配慮されています。

 ほかにも、サイトのある国の国旗が出るようになったり、以前から要望が多かったというブログパーツも用意されました。ブログパーツはとても便利だと思いますので、ブロガーの方はぜひお試しください。

 aguseにはURLを調べる以外にも、メールヘッダーを調べる機能やゲートウェイ機能(aguse Gateway)が備わっています。aguse Gatewayでは、URLを入力するとそのサイトのスクリーンショットを取得することができます。相手のWebサーバーと直接通信せずにすむため、安全にウェブを画像として閲覧できます。Internet Explorerのコンテキストメニューにaguse Gatewayを追加するプラグインもあります。

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