にんにくの香ばしいニオイが編集部中に染み渡る
「漆黒の豚骨」という名前が示す通り、スープは豚骨ベース。でも、お湯を注いで3分待ってもそれほどニオイは感じない。しかし、「お召しあがりの直前にお入れください」と書かれた調味油を入れた瞬間、編集部中に非常に香ばしいニオイが広がっていった。お腹が空いているのに、(忙しくて)ご飯に食べに行けない編集部員がカチンと来ているなか、大盛というキーワードに敏感に反応したジャンク部の小浜が「これはマー油(にんにくを揚げた油)ですかね」とのたまう。
気になるお味は?
そんなわけで忙しそうにしていたWebアキバ編集部員に食べさせてみたのだが……
[太田] うまいッスね
[吉田] うまいッスね
[北村] うまいッスね
[美和] これ伸びてねーか?
おまえら協力しろ。
そんな中、「マー油」発言の小浜より「これは豚骨でも熊本のほうですかね。北斗の拳ということもあって、火の国のパワーが入っているのかナ」ともっともらしい、しかしあまり中身のないコメントに加えて、「やっぱ大盛だナ!」とバギーらしいコメントが寄せられた。
総括すると、味はいたってマトモだが、こってり豚骨スープということもあって非常に食べがいがある、そんな感じと思っていただければよいだろう。しかし、これはただのラーメンではない! 北斗の拳ラーメンなのである。
連載開始から25年が経った今でも、幅広い層に人気のある「北斗の拳」。主題歌の歌い出しが「ユワッシャー!」だとばっかり思っていたら、実は「YouはShock!」でカラオケに行って唖然とした覚えのある30代のリアルタイム読者も、文庫本から読み始めた新人読者も、ネットカフェやマンガ喫茶に行って「北斗の拳ONLINE」をプレイしながらこのラーメンを食べて、気になるセリフはその場で借りに行ってチェックする、少々無理矢理だがそんなライフスタイルもアリではないだろうか。