グーグルは9月8日、AIノートサービス「NotebookLM」に、学習を支援する新機能を発表した。
まず、ノートの内容にもとづいて、暗記用のフラッシュカードとクイズ(問題)を自動で生成できるようになった。難易度や出題テーマは変えられる。「説明」という項目から、出典内容に基づく詳しい解説を読むこともできる。
レポート機能も強化された。ブログ投稿形式が追加され、提供資料のテーマや業界に適したフォーマットをAIが提案するようになった。独自フォーマットも作成し、合わせたコンテンツを生成することも可能だ。
さらに、問題を段階的に分解し、応答を個別カスタマイズする“個人家庭教師”的機能である「ラーニングガイド」を9月中に提供する予定だ。
また、教育支援プロジェクトOpenStaxとの連携により、「生物学」「ビジネス入門」などの教材をノートに変換できるようになった。「音声概要」では音声形式の概要に要約・批評・討議という新たな形式が加わり、議論風のポッドキャスト音声コンテンツを通じた学習が可能になった。
教育現場では、「Canvas」などの学習管理システムを通じて、教師が授業資料からノートを作成・配布可能になる。今後、Google Classroomでも対応予定だ。
