リスクも抱えたルールチェンジャー
DeepSeek R1は現在の最先端の高性能LLMがほとんど制限なく開放されたことで、ルールチェンジャーとなったことは間違いありません。現状のローカルPCで動作するものでさえ、かなりの能力を持っており、それらをほとんど制限なく、自由に改造できることで、さまざまな追加学習モデルが登場することが予見でき、様々なサービスにカスタマイズして組み込まれていくことで、大きな進化を引き起こしていくことにもなるでしょう。
一方で、安価になったことで、爆発的な普及を引き起こしそうでありながらも、政治的なプロパガンダ手段として使われていくリスクも秘めています。世界的なAI競争は否応なく、政治戦としての様相も強まってきています。

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