ゲームによっては大幅にfpsが向上!最新A580を含むインテルArc Aシリーズを横並びで徹底比較
提供: ASRock/テックウインド
4世代のドライバーで比較する
今回の検証環境は以下の通りだ。今回はArc Aシリーズ横並び比較となるため、特に比較用GPUは用意していない。Resizable BARやSecure Boot、メモリ整合性やHDRは一通り有効化。
さらにCore i9-14900K(とCore i7-14700K)で利用できるDTT(Intel Dynamic Tuning Technology)を有効化することで、APO(Intel Application Performance Optimization)による処理の最適化も追加している。
【検証環境】 | |
---|---|
CPU | インテル「Core i9-14900K」 (24コア/32スレッド、最大6GHz) |
CPUクーラー | 簡易水冷、360mmラジエーター |
マザーボード | ASRock「Z790 Nova WiFi」(Intel Z790、ATX、3.08) |
メモリー | Micron「CP2K16G56C46U5」(16GB×2、DDR5-5600) |
ストレージ | Micron「CT2000T700SSD3」(2TB M.2 SSD、PCIe 5.0) |
ビデオカード | ASRock「Intel Arc A770 Phantom Gaming 16GB OC」(16GB GDDR6)、 ASRock「Intel Arc A770 Phantom Gaming 8GB OC」(8GB GDDR6)、 ASRock「Intel Arc A750 Challenger D 8GB OC」(8GB GDDR6)、 ASRock「Intel Arc A580 Challenger 8GB OC」(8GB GDDR6)、 ASRock「Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC」(6GB GDDR6)、 ASRock「Intel Arc A310 Low Profile 4GB」(4GB GDDR6) |
電源ユニット | Super Flower「LEADEX PLATINUM SE 1000W-BK」 (1000W、80PLUS Platinum) |
OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(23H2) |
また、ドライバーは以下の4本を用意した。グラフ中では末尾4ケタのみを表記している。 各ドライバーはざっくり5ヶ月程度のスパンでリリースされている。ファーストリリースであるv3490ドライバーから2023年3月にリリースされたv4146ドライバーとの差は既に検証済だが、本稿はそれをさらに拡大した、というわけだ。
・31.0.101.4255(v4255)……DirectX 9/ 11パフォーマンスのテコ入れ後。2023年3月リリース
・31.0.101.4644(v4644)……2023年8月リリース
・31.0.101.5081(v5081)……2023年12月リリース
今回試した5種類のArc Aシリーズのうち、後発(2023年に市場投入)のA310とA580については旧世代動作しないドライバーもあった。そうしたドライバーについてはグラフから除外している。
ドライバーにより徐々に改善傾向が見られるOverwatch 2
ではゲームの検証を始めよう。前回の新旧ドライバー検証では古めのタイトル中心の検証であるが、今回はより新しいゲームを用いて検証する。
まずは「Overwatch 2」から始めよう。画質“エピック”を選択しレンダースケール(RS)は100%、フレームレート上限600fps、さらにFSR 1/2はオフに設定。マップ“Eichenwalde”におけるBotマッチを観戦中のフレームレートを計測した。
このゲームは初期ドライバーの頃から安定したフレームレートが出ている印象だったが、ドライバーの改善によりじわじわと改善傾向が見てとれる。A770はVRAM違いどころか下位のA750との差はかなり小さい。
さらに言えば最新のA580は上位のA750と比較すると、実売1万円差の割にはさほどフレームレートが下がっていない。ただA380までランクを落とすとXeコア数やメモリーバス幅等のな制約から一気にパフォーマンスが落ちる。フルHDであればA580、WQHDであれば画質を落とした上でA750より上を選ぶのが良いだろう。
Call of DutyはフルHDならA580以上で快適に動作
続いては「Call of Duty」で試す。画質は“極限”、アップスケーラーはオフに設定した。“Call of Duty: Modern Warfare III”に含まれるベンチマーク機能を再生中のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
Overwatch 2よりも描画負荷が格段に高いため、最高画質設定ではA770でもフルHDでのプレイが限界。それでも画質を下げるか、アップスケーラー(FSR 2)を有効化する必要があるだろう。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
デジタル
インテル×ASRockのイベント「見て・聞いて・体験 インテル Arc グラフィックス EXPO」秋葉原会場レポ -
自作PC
Arc A380搭載グラボを徹底検証!インテルのエントリーゲーマー向けdGPUの現状性能は? -
自作PC
2.5倍以上も性能が向上するって本当!?インテルArc A770新旧ドライバー比較 -
デジタル
最新BIOSアップデートでAMD Ryzen 8000シリーズが利用可能に -
デジタル
第14世代Core(Non-K)プロセッサーが利用できる最新BIOS公開 -
デジタル
Threadripper対応マザボやAM5対応ベアボーンキットなど一挙発表 -
デジタル
ASRock、白基調モデルなどRadeon RX 7600 XT2製品を発売 -
ビデオカード
Intel Arc A380/A310搭載ビデオカードがSPARKLEから発売 -
デジタル
セミファンレスの「Arc A770」搭載ビデオカードがASRockから発売 -
デジタル
ASRock、ARC A770搭載ビデオカードにセミファンレスモデル -
sponsored
インテル Arcで画像生成系AI入門!設定方法とパフォーマンス検証でArc×生成AIを解説 -
sponsored
画像生成で最高のたこ焼きをつくったのは誰!? ASRock×インテル Arc大阪イベントレポート