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グラファー、問い合わせ回答を自動生成できる「ナレッジベース」のβ版を提供開始

 グラファーは8月24日、企業データを生成AIで活用するための統合サービスプラットフォーム「Graffer AI Studio」に、Azure OpenAI Serviceを活用し、社内データから問い合わせ回答を自動生成できる「ナレッジベース」のβ版を提供開始した。

 世界的に注目が高まっている生成AIを企業が業務で活用する上では、セキュリティーやコンプライアンスの大きな課題がある。

 同社のGraffer AI Studioは、多数の東証プライム企業・団体・行政機関に導入されているが、企業での生成AI技術の活用を検討している企業の多くは、「生成AIがすごいのはなんとなくわかるが、具体的に日々の業務にどう活用できるかわからない」などと回答しており、高いセキュリティーを担保した上で、いかに社内の内部情報とも組み合わせて生成AIを業務に有効活用できるかが課題となっている。

 このような背景から、同社は社内データから問い合わせ回答を自動生成できるナレッジベースを提供開始。

 ナレッジベースは、同社が提供している企業データを生成AIで活用するためのGraffer AI Studioにおいて、社内データから問い合わせ回答を自動生成したり、社内の情報を検索できるサービスとなる。

 人事・経理部門における社内規定や、情報システム部門関連のよくある問い合わせ、顧客対応時の社内のナレッジ検索データベースとして、生成AIを活用することができるとする。

 また従来のチャットボットとは異なり、事前に質問と回答集を作成する必要はなく、既に社内にあるマニュアルや約款等を読み込ませるだけで、必要な情報を探すことが可能。AIが質問に近しい情報を並べて表示するほか、質問の内容に応じて回答を自動生成するため、従業員はより精度高く問い合わせ対応ができるという。

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