秋葉原を舞台としたゲーム「STEINS;GATE」の作中に登場する“ゲルバナ”をイメージした「生ホイップは飲み物(ゲルバナ味)」が10月15日に発売された。
“ゲルバナ”とは、主人公たちの「電話レンジ(仮)」の実験により緑色にゲル化してしまったバナナのこと。あまり美味しくないとされる「ゲルバナ」が、もしこの世に実在したら? 美味しかったら? ゲルバナのイメージをもとに、パティシエが何度も試作を繰り返して開発したという。
発売当初からアキバ界隈とネットで話題の「生ホイップは飲み物(ゲルバナ味)」。筆者も 秋葉原ラジオ会館の10階にある自動販売機で購入してきた。
ちなみに「生ホイップは飲み物」とは、ドリンク状にして飲みやすくしたホイップクリームを缶の中に封入した製品だ。冷凍庫から出し、フタを開けたらそのままアイスのように食べられる。とろりとした生ホイップらしさを楽しみたい場合は、冷凍庫から冷蔵庫に移して7時間程度解凍するといい。
さっそく試食
色は? 味は?
原料を確認すると、ホイップクリーム(食用精製加工油脂、水飴、砂糖、全粉乳、脱脂粉乳、食塩)、牛乳、バナナピューレ、砂糖とある。さらに安定剤(セルロース、増粘多糖類)、香料、カロチン色素といった気になる食品添加物も含まれているが、ホイップクリームを安定して長持ちさせるためには致し方ないところではある。
缶を開けると、アイスクリーム状のホイップクリームが姿を現す。と同時に生クリームを使ったケーキのような香りが漂ってくる。ほんのりバナナの甘い香りもするが、ホイップクリームの香りのほうが強く感じた。
見た目的にはカチコチで硬そうなイメージ。グイグイとスプーンをねじ込まないとすくえそうにない。そこで力強くスプーンを突き立てたのだが、さっくりとスプーンが潜り込んでいった。想像していたよりもかなり柔らかい。
味はホイップクリームそのもの。バナナシェイクのような露骨なバナナ味を想像していたのだが、バナナの味はそれほど強くはない。凍ってはいるものの、空気を多く含んでいるのですぐ口の中で溶けてしまう。冷蔵庫から出したばかりのショートケーキの生クリームだけを口に入れた感じといえばわかりやすいだろうか。
基本的にホイップクリームなので、パンケーキやクレープのトッピングにも合うかもしれない。
なお、生ホイップ感を味わいたい場合は、冷凍庫から冷蔵庫に移して7時間程度解凍すると、とろりとした生ホイップらしさを楽しめるそうなので、こちらも試してみた。