Nothing Technologyが11月10日に発売(一部店舗では10月29日に先行発売)するワイヤレスイヤホン「Nothing Ear(stick)」を、一足先に使わせていただく機会を得ました。これまでのNothingデバイスと同じく、見ただけで欲しくなる人が多いかと思いますが、実際の使い心地はどうなのか? 音質は大丈夫なのか? 率直な印象を述べさせていただきます。
スティック型充電ケースは機能性も◎
Nothing Ear(stick)はパッケージから斬新。コンパクトな角筒状のパッケージは左右どちらからも開封できるようになっていて、片方からイヤホン、もう片方からはユーザーガイドとUSB Type-Cケーブルを取り出せます。
イヤホンを収めた充電ケースは円筒形で、リップステックからインスプレーションを受けてデザインされたとのこと。上部(というか右側)のUSB Type-Cポートの部分は赤く、その近くにある金属のバーはBluetoothのペアリング用のボタン。どちらも、それらしくないデザインになっているところが“Nothingらしさ”と言えるかもしれません。
付属のUSB Type-Cケーブルは約25cmとさほど長くはなく、充電にはやや不便と感じる人もいるでしょう。筆者はこのケーブルは使わず、普段スマホを充電するケーブルで充電しています。
ケースの上部を回すと、ケースの開口部からイヤホンを取り出せる仕組み。閉じた状態と開いた状態で、カチッと(音がするわけではないが)止まる手応えがあるので、半開きになったり、うっかり落としたりしても、イヤホンが飛び出してしまう心配はなさそうです。
イヤホンはハーフインイヤー型で、ドライバーを収めた本体は白く、ステムはスケルトン調。Nothing Phone(1)と組み合わせて使いたくなるデザインですが、あいにく筆者はNothing Phone(1)を持っていません。なので、普段使っているiPhone 14 Proとペアリングました。