アンカー・ジャパンは、「Anker Power Conference 2022 Fall」を開催。ポータブル電源や充電器など、年内に発売する新製品をメディア向けに一気に紹介した。
製品発表の前に、Ankerのサステナビリティーへの取り組みをあらためてアピール。プラスチック素材を減らしたケーブルなどを紹介した。また、ユーザーによるAnker製品の長期的な利用を意識して、サポートや修理を担当する子会社、アンカー・テックの設立を発表している。
特に11月9日まで展開される「モバイルバッテリーの下取り&買い替えサポート」では他社製を含めたモバイルバッテリーを下取り。リチウムイオンバッテリーは、自治体の廃棄物として取り扱われないことが多く、処分方法がわからないといった声をよく見かけるため、今回他社製も含めた対応で社会に貢献したいとした。
2000W出力対応のポータブル電源がついに発売
GaN採用で長寿命である点も特徴的
新製品では、まず7月に発表済みのポータブル電源「Anker 767 Portable Power Station」(12月2日発売、29万9900円)。2000W、2048Whという大出力、大容量を誇り、たとえばドライヤーを使いながら他の機器への給電も可能となっている。また、ポータブル電源としては初のGaNを採用することで可能になった最大96%の高変換効率により、長期間安全に使えるとしている。
さらに同製品に組み合わせる機器として、同じ2048Whの容量を持つ拡張バッテリー(Anker 760 Portable Power Station Expansion Battery、12月中旬発売で18万9900円)や、200W出力の「Anker 531 Solar Panel」(12月2日発売、6万9990円)も用意。本格的な登山、キャンプ、冒険旅行などにも対応できる。
ポケモンコラボの充電器 ケーブルにもこだわりが
続いては定番の充電器。各モデルにiPhone 14に合わせた魅力的なカラバリを追加したほか、この秋の目玉になりそうなのが、ポケモンデザインの3モデル。ピチュー、ピカチュウ、ライチュウがキャラクターに合わせて、20W、65W、120Wの3タイプにそれぞれ描かれているというもの(いずれも11月10日発売)。本体だけでなく、同梱のケーブルやケーブルバンドにまで独自デザインになっている。
また、Anker初の「Made for MagSafe」認証製品として、「Anker 3-in-1 Cube with MagSafe」が登場(発売中、2万1800円)。iPhone/Apple Watch/AirPodsを同時に充電できる充電ボックスで、iPhoneについては最大15W出力に対応、また縦向き/横向きの両方で角度調整して設置できるので、動画視聴用のスタンドとしても使える仕様となっている。
AirTagのライバルになる紛失防止トラッカー
タグのボタンでiPhoneを鳴らす機能も用意
IoTの「Eufy」ブランドでは、紛失防止トラッカー「Eufy Security SmartTrack Link」(11月4日発売、2990円)。iPhone/iPad/Macといったアップル製デバイスとAndroidの両方で利用できるのが特徴だが、特に前者との組み合わせでは、アップルの「探す」アプリに対応。世界中のiPhoneの手助けにより、位置を確認可能というアップル「AirTag」と同様の特徴を持っている。
記事公開当初から発売日が変更されています。(11/1 13:45)
AirTagに対する利点としては、iPhone側からタグを鳴らすだけでなく、タグに用意されたボタンを押すことでiPhoneを鳴らすことができるという点。iPhoneが家の中で見当たらない場合に役立つ。また、1つのSmartTrackで最大6つのEufy Securityアカウントを登録すれば、たとえば子供の持ち物がどこにあるかを親が確認したり、また本体背面のQRコードで拾った人からの連絡を受け取るといった機能がある。ただし、AirTagとは異なり、UWBに非対応なので、近くのiPhoneからタグのある場所の詳細な方向や距離などを表示することはできない。
今回販売が開始されるタグ型のほかに、カード型(3990円)も年内に提供予定。こちらは財布などに入れやすいスタイルになっている。