Milkomeda、AlgorandのEVMベースA1ロールアップのローンチにより、ブロックチェーンの進化と相互運用への未来を切り拓く
合同会社ＤＣスパーク
革新的なEVM（Ethereum Virtual Machine）及びSolidityベースのA1ロールアップは、Algorandエコシステムに、Solidity言語を用いる何十万の開発者を呼び込み、Ethereum上で動作するすべてのプロジェクトのプロトコルをAlgorandユーザーにシームレスに提供できるようにします。
2022年10月26日 - Milkomedaは、独自の相互運用ソリューションである「A1ロールアップ」をAlgorandメインネットに正式リリースいたしました。EVM機能の付加を目的にAlgorand SupaGrant助成金を獲得したMilkomedaは、その誓約を果たし、多数あるブロックチェーンの相互運用に関する新しいビジョンを現実化させました。
これはユーザー体験の向上、主要レイヤー1エコシステムの次世代ブロックチェーン間相互運用を実現するために設計された画期的なEVMベースのレイヤー2ソリューションです。加えて世界で最も人気のあるスマートコントラクト言語であるSolidityを駆使する何十万もの開発者にとって、Algorandエコシステムとそのユーザーを非常に身近なものとすることができるものです。
今回のA1ロールアップのローンチは、ユーザーと開発者双方によるAlgorand採用を大幅に後押しします。これは、Ethereumエコシステムの開発者が、彼らのdApps、ツール、インフラをAlgorandユーザーに初めて簡単にデプロイできるようになったためで、これは彼らにとり新しい市場を産み出し、またAlgorandコミュニティで利用できるdAppsを増加させることに繋がります。
Algorand財団CTOのJohn Woodsは、「MilkomedaがAlgorandに登場したことに感激しています。今、Ethereum上で動いているすべてのプロジェクトは、スムーズにAlgorand上にデプロイすることができます。それぞれのプロジェクトがAlgorandの素晴らしい高速性、堅牢性、そして低コストであることを理解すれば、ユーザーにクラス最高の体験を提供できることがわかると思います。」と述べています。
A1ロールアップは、ラップされたALGO（milkALGOs）を基本通貨として使用し、Algorandユーザーのオンボーディング・プロセスを大幅に合理化・簡略化します。Milkomedaの許可不要型ブリッジを使用し、ユーザーは簡単なステップでALGOやその他のAlgorandのネイティブ・アセット（ASA）をA1ロールアップにラッピングすることができます。これにより、A1ロールアップ上に展開されたEVMベースの全てのdAppにmilkALGOsを使用することが可能になります。
Milkomeda財団ディレクターのRobert Kornackiは、「開発者は、より簡単にAlgorandエコシステムに取り組む機会を得ると同時に、レイヤー1ブロックチェーンとしてのAlgorandの多くの利点を享受することができます。そのような利点の1つである即時ファイナリティは、競合するレイヤー1ブロックチェーン上の既存のロールアップでは不可能だった方法で、dAppsが非常にスムーズなエンドツーエンド・フローを実現することを可能にします。私たちは、A1ロールアップの立ち上げによりAlgorandエコシステム
の一部となることに興奮しており、既存に加え多数の新しい開発者も参画し、Algorandエコシステムをより高いレベルに引き上げるための新しいインフラの構築を開始することを楽しみにしています。」と述べています。
AlgorandにおけるMilkomedaの長期的なビジョンは、複数のVMのサポートの追加、パフォーマンスと相互運用性の向上、すべてのAlgorandユーザーのためのレイヤー2 dAppsを通してシームレスなユーザー体験の実現など、いくつかの大きなステップにまたがるものです。このビジョンを達成するために、Milkomedaは複数年のロードマップを策定し、最近新たな資金調達ラウンドを完了させました。この310万米ドルのラウンドは、Archetypeが主導し、Sora VenturesとAlgorand財団が参加しました。
Milkomedaについて
Milkomedaは、革新的なレイヤー2ソリューションの開発・実装を通じて、EVM機能を非EVMブロックチェーンにもたらし、将来の必然的な相互接続ブロックチェーン世界の基盤を構築しています。これらの特別なブロックチェーン相互運用プロトコルは、ユーザー体験を向上させ、多くの開発者を強く引き寄せ、主要なレイヤー1エコシステムに次世代のブロックチェーン間の相互運用性を提供します。これまで、Milkomedaは、AlgorandとCardanoの両ブロックチェーン向けにこれらの斬新なEVMソリューションを展開してきました。
Milkomedaは、マルチ・ブロックチェーン世界の推進と構築に取り組んでおり、Algorand財団を始めArchetype、Sora Ventures、Arrington Capital、SOSV、Circle Ventures、Borderless Capital、Coinbase Venturesなどが支援企業・団体として名を連ねています。詳細については、milkomeda.comをご覧ください。
Algorandについて
Algorandブロックチェーンは、MIT教授でチューリング賞を受賞した暗号学者Silvio Micaliによって設計され、真の国境なき世界経済を実現する能力を保有しています。旧来の金融業界のスピードでの取引スループットを達成し、即時ファイナリティと非常に低廉な取引コストを誇り、2019年6月の稼働以来、1秒のダウンタイムもありません。カーボン・ニュートラルなプラットフォームと独自のピュア・プルーフ・オブ・ステーク（PPoS）コンセンサス・メカニズムにより、分散型プロトコル、セキュリティ、及びスケーラビリティの３つを成立させ、これまでのブロックチェーンが抱える“トリレンマ”を解決しています。
Algorand財団は、Algorandブロックチェーンにおいて、適切な通貨供給経済、分散型ガバナンス、健全で豊かなオープンソース・エコシステムを構築することを責務と考え、そのグローバルな約束を実現するための支援を行うことを目的としています。詳細については、https://algorand.foundation をご覧ください。
<報道関係者様からのお問い合わせ先>
Milkomeda広報代理 Lightning Communications
田中フレッド
T: 080-7736-3116
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