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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第215回

ギガ不足の味方! 誰でも無料でPCも接続できる公衆Wi-Fi、ドコモ「d Wi-Fi」を試す

2022年10月23日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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 モバイルでも大容量プランが使いやすくなり、わざわざ公衆Wi-Fiに接続する機会が減っている人は多いと思う。それでも月末になってギガが足らなくなってきたり、大量の通信をしたいときに、通信量を節約したいケースがある。そこで現在は申し込みさえすれば、誰でも無料で使えるドコモの公衆Wi-Fi「d Wi-Fi」をあらためて試した。

無料で作成できるdアカウントさえ持っていれば誰でも使える「d Wi-Fi」。特に都内の駅ホームなどで多くアクセスポイントが用意されている

通信量が足らなくなったので
セキュリティもしっかりした公衆Wi-Fiを使いたい

 筆者自身はコロナ禍以降、外出機会が少なくなり、モバイルの通信量は余り気味。しかし、世の中の自粛もだいぶ緩和され、リアルなイベントも急速に復活してきた。

 それと並行して、世の中ではここ数年の間に動画配信サービスが飛躍的に伸び、筆者も視聴時間が増えているのは事実。そんな状況のなかでコロナ禍以前の行動に戻れば、通信量の消費は増えてしまいそう。そこで、再び注目したのが公衆Wi-Fiというわけだ。

 ただ、セキュリティーの観点からも、飲食店の壁に接続情報が貼ってあるアクセスポイントには繋ぎたくないという人もいるだろう。暗号化キー(パスワード)がかかっているのは当然としても、パスワードは丸見えで、実際に繋いでみるとPCのエクスプローラから「ネットワーク」でマシンがずらり、という状況ではセキュリティーの意味がない。しかも途中経路でなにかしているかもしれない。

 その点、通信事業者が提供するサービスであればセキュリティー面でも安心感を持って利用できるというわけだ。

dアカウントさえ作れば、基本的に誰でもタダで使えて
スマホだけでなく、PCも接続できる

 ドコモの公衆Wi-Fiは「mzone」「docomo Wi-Fi」と名前を変えて提供されてきたが、現在は「d Wi-Fi」に一本化されている。

以前はドコモ契約者向けに「docomo Wi-Fi」という名称でサービスが提供されていたが、今は「d Wi-Fi」に一本化されている

 他の多くの公衆Wi-Fiと違うところは、個別に認証する仕組みを備えていること。そのため、最初の設定などに少し面倒な手順があるものの、一度設定して繋げることができれば、それ以降は接続するたびに認証のための画面が出て、そこにIDとパスワードの入力といった作業が必要ない。

 実際に利用するにはドコモの「dアカウント」を持っている必要があるが、dアカウント自体はドコモ回線を契約している必要はなく、誰でもすぐ作ることができるため、利用の障害とはならないだろう。

dアカウントの取得はアプリからなら簡単

 前置きが長くなったが、d Wi-Fiの接続方法をざっくりと説明しておこう。必要なのはdポイントカードとそれが紐づいたdアカウント。そして、d Wi-Fiの利用自体にも申し込みとd Wi-Fiパスワードの設定が必要となる。

「dアカウント設定」というアプリをインストールする。今回の画面はAndroidだがiPhoneも基本的には同じ

dアカウントにログインするが、アカウントがないなら新規に作成する

dアカウントはメールアドレスですぐ登録できる。住所氏名を入力するのはdポイントカードの作成時だ

設定が完了したところ。このあと、ここに「d Wi-Fi」の項目が追加される

 というわけで、dアカウントをまだ持っていなければ、一番最初に作っておく。dポイントカードはスマホ内に電子的に作成する。

 dアカウントの作り方にはいろいろ方法があるが、スマートフォンからなら、「dアカウント設定」というアプリを用いる。d Wi-Fiの利用にもリンクしているので便利だ。必要となる情報は電話番号とメールアドレス。どちらも認証のためのコードが送信されるので、その場で確認できる状態でないと手続きが先に進まない。

 そして、dアカウント作成後は、d Wi-Fiのページの「お手続きサイトへ」をクリックし、d Wi-Fiの申込みをする。

d Wi-Fiのページの「お手続きサイトへ」をクリック

dポイントカードがないと、作成画面に誘導される

 この際、dポイントカードがないとd Wi-Fiを申込みできないので、まだ持ってないならdポイントカードの申込みもする。カードは物理カードでなく、スマホ画面に表示されるカードを選べばよい。

d Wi-Fiの申込となる。コンテンツフィルタは成人なら契約の必要はない

契約を完了した

 申込みはドコモとの契約となるため、規約を読んだり、チェックを入れるなど、こちらも手順が複雑となるが、画面の指示に従って進めていけばいい。

 なお、dアカウントにはクレジットカードなどの支払い手段を登録する必要がない。世の中には無料でアカウントを作成できてもクレジットカードの登録を求めるサービスもあるが、d Wi-Fiではそういうことがないので、誰でも気軽に申し込める。

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