第156回 SORACOM公式ブログ

ソラコム公式ブログ

在庫管理DX、発注自動化を最短で実現、IoT重量計「スマートマット」

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 本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「在庫管理DX、発注自動化を最短で実現、IoT重量計「スマートマット」」を再編集したものです。

在庫管理は、どこにでもある業務のひとつです。例えば企業の総務ではオフィスで利用する消耗品の管理、製造業や工場では部品や製品の管理、小売業においては販売在庫の管理もあります。在庫管理の対象となる物品の種類も、小さなネジからパレット単位の荷物、さらには数でカウントできない液体と、さまざまです。業界によって受発注や棚卸に関する重要性やビジネス慣習が異なることもあり、在庫管理の手法も数多く存在します。

株式会社スマートショッピングでは、IoT重量計「スマートマット」を使って、在庫管理や発注を自動化するDXソリューション「SmartMat Cloud」を提供しています。

そしてこの夏、新たに提供開始した「スマートマットSIM版」にSORACOMを採用いただきました。

IoT重量計「スマートマット」なら、在庫管理DXを始めやすい

在庫管理の目的は、商品、資材、原材料などを「使いたいときに使える」かつ「無駄を省きコストを最適化する」ことにあります。あらゆる企業に存在する業務でありながら、人手による目視チェック、Excelなどのデジタルツールに入力し報告書を作成するという方法をとっている企業も少なくありません。

在庫管理のデジタル化には、色々方法があります。バーコード/QRコード、RFIDやビーコンを取り付けて、リーダーで読み取る方法、在庫管理のシステムを導入し数値を入力する方法などです。

そんな中、スマートショッピングでは、IoTを活用してリアルタイムで現在庫の状況を把握できるIoT重量計「スマートマット」を使った在庫管理ソリューションを提供しています。マット型のデバイスなら、設置が簡単で計測したい物品の下に差し込むだけで導入でき、ひとつのデバイスでさまざまな商品、資材、原材料に柔軟に対応できます。加えて、「SmartMat Cloud」では、自動発注や棚卸管理、会計システムへの連携などの機能も提供することで、トータルに在庫管理DXをサポートしています。

「スマートマット」外観

工場、倉庫から介護施設や医院まで、在庫管理をデジタル化

設置するだけで自動発注や在庫管理のデジタル化が可能なスマートマットは、どういったところで利用されているのでしょうか?スマートショッピングの小椋氏に、活用事例を伺いました。

たとえば、製造業では膨大な量の工具や部品の管理という課題があります。当社のお客さまの中には、棚卸にかかる時間を半減させた例や、ベストな自動発注のタイミングを把握し、在庫を最適化された例があります。

病院や介護施設でもご利用いただいています。多くの施設では、消耗品の管理は専門の担当がいるわけではなく、他の業務担当が兼任しています。そのため、担当が気づいた時に発注するという不定期のオペレーションも多く行われています。このようなケースでは、自動発注により発注漏れやダブル発注を防ぎ、棚卸にかかる時間を削減できます。他にも、会計システムへの連携がスムーズになった、使用期限のある品の発注管理を行うことでコスト削減につながったというお声もいただいています。

小売業では、自社の在庫チェックでの活用はもちろん、客先にある預け在庫の管理に利用いただいている事例があります。客先からの連絡を受けて追加分をお送りするとなると、どうしても急なご依頼が増えてしまいます。そこで、リアルタイムで預け在庫を把握し、不足を予測して前もって配達していくことで、客先の「在庫を切らしたくない」という要望に答えながら、余裕をもった配送計画を立てられるようになった事例もあります。

いずれも、属人化していた在庫管理の作業をデジタル化したことで、担当者のストレスを取り除きながら、生産性向上や顧客満足度向上にスマートマットを活用いただいています

― スマートショッピング 小椋氏
重量で在庫状況をデジタル化する「スマートマット」実際の利用の様子

SORACOMで認証管理、デバイス製造にかかる時間と手間を軽減

スマートマットSIM版では、IoTプラットフォームSORACOMを活用しています。SORACOM IoT SIMがスマートマットに内蔵されることで、ネットワークの設定などは不要、設置すればすぐに利用できるようにし、お客様の利用体験を向上させました。

デバイス開発・製造のプロセスにおいてもSORACOMを活用しています。データ変換サービス「SORACOM Beam」を、通信の暗号化とデバイスの認証に利用し、デバイスからはUDPで送信し通信経路上にあるSORACOM側でHTTPSにプロトコル変換してクラウドに送信することで、少ないデータ送信量と省電力を実現しました。さらに、同サービスで、クラウド連携のためのクレデンシャルの一括管理・付与することで、デバイス側に認証鍵配布が不要となり、製造時の手間とリスクを軽減しています。

SORACOM APIを利用して、お客さまの契約状況に応じた回線管理をプログラムで自動化し、顧客が増加していっても、少ないオペレーションで管理・対応できるようにしています。

在庫管理DXについて詳しく知りたい方は

在庫管理DXソリューション「SmartMat Cloud」は、大企業はもちろん、中小・中堅企業でも導入しやすいソリューションです。その他の事例や、詳細を知りたい方は、スマートショッピングのウェブサイトをご覧下さい。

また、デバイス製造におけるSORACOMのメリットについては、数多くの事例とともにご紹介可能ですので、お問い合わせください。

― ソラコム 田渕

投稿 在庫管理DX、発注自動化を最短で実現、IoT重量計「スマートマット」SORACOM公式ブログ に最初に表示されました。

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