10月7日にPICOからスタンドアローンVRヘッドマウントディスプレー「PICO 4」が発売された。最大の特徴は4万9000円からという価格設定。2022年8月にMetaが「Meta Quest 2」(以下、Quest 2)を5万9400円からと大幅値上げしたあと、実質空白だった5万円以下のVR入門機市場を奪う気概の価格設定だ。独自ストアのVRゲーム・アプリを単体で楽しめるほか、PCと接続して高画質なSteamVRのタイトルも楽しめる。
PICOは、TikTokを傘下に持つ中国バイトダンス(ByteDance)社により2021年8月に買収されている。バイトダンス自身がVR事業への投資を強化しており、今回のPICO 4発売に合わせて後述するストア拡充の施策も発表。今後、Quest 2や2023年初頭の「PlayStation VR2」に対抗できるよう、PICO事業に力を入れていくものと見られる。
このPICO 4を借りられたので、Quest 2と比較しつつ実力を見ていこう。VR慣れしたPCゲーマーが気になる、PCのSteamVRやVRChatの動作まで紹介していく。