本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「日本各地とオンラインでIoT体験ハンズオン!SORACOM UG Explorer 2022 開催迫る」を再編集したものです。
目次
IoTって難しい?そんなことないんです!IoT 体験ができる「SORACOM UG Explorer 2022」
【ハンズオン:コース1】オンライン体験可!IoT ボタンで「データ蓄積・LINE通知」
【ハンズオン:コース2】IoT で温湿度の可視化
【ハンズオン:コース3】クラウドカメラで「タイムラプス動画」
各会場には「ソラコムのメンバー」が参加します!
参加をお待ちしております!
イベント概要
こんにちは、ソラコムの松下(ニックネーム: Max)です。
このブログでは10/22(土)に開催のコミュニティイベント「SORACOM UG Explorer 2022」で体験できるIoTハンズオンの内容を詳しくご紹介します!
IoTって難しい?そんなことないんです!
皆さんは IoTと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?一般の家庭ならばスマートスピーカーやスマートロック、コミュニケーションロボットなどを思いつく方も多いのではないでしょうか。ビジネスにおいてもIoTはデジタル活用の文脈(DX、デジタルトランスフォーメーション)を支えています。
IoTとは「遠くに離れた現場をデジタル化し、ネットワークを通じてクラウド等で情報共有する技術」です。
デジタル?ネットワーク?クラウド?難しいのでは…?🤔と思われがちなIoTですが、実は「すでにあるIoT機器やクラウドを組み合わせる」と簡単に実現できます。
例えば「IoT ボタン」で実現する、呼び出しボタン
これは「IoT ボタン」です。スマートフォンの通信で使われる LTE や 5G の仲間で、省電力の「LTE-M」が内蔵されており、日本のどこからでも「ボタンを押した」というデジタルデータをクラウドに送れます。
では、押したら何が起こるのでしょうか?このボタンでは、皆さん自身でクラウド上で定義して、プログラムで動作を決めることができます。すなわち「なんでもボタン」です。例えばLINEを組み合わせて家庭内呼び出しボタンを作った方がいらっしゃいます。「IoT ボタンで現場をデジタル化、LINEで情報共有」という、まさにIoTの仕組みですね。
このような仕組みが、数千円から作って試せるようになりました。
IoT 体験ができる「SORACOM UG Explorer 2022」
10/22(土) 開催の「SORACOM UG Explorer 2022」は、IoTプラットフォーム SORACOMのユーザー “SORACOM ユーザーグループ(SORACOM UG)” によるコミュニティイベントです。
イベントのテーマは「秋の IoT ハンズオン祭り」です!
先ほど紹介した IoT ボタンや、GPS 搭載の IoT デバイス、そしてクラウドカメラ “ソラカメ” の実機による IoT 体験ができます。
オンラインに加えて、全国5カ所の会場で開催します。札幌(札幌市北区)、東京(千代田区紀尾井町)、広島(広島市西区)、高知(高知市北本町)、九州(福岡市天神)から、ご希望の場所を選んで参加ください。
ここからは、それぞれのハンズオン(参加体験)の内容をご紹介します。パソコンをお持ちいただければ参加いただけます。ぜひご参加ください!(オンラインでも、疑似デバイスを利用したハンズオンがあります!)
【ハンズオン:コース1】オンライン体験可!IoT ボタンで「データ蓄積・LINE通知」
IoT ボタンを押したときのデータを蓄積したり、LINE へ通知できる仕組みを作ります。
オフライン会場では IoT ボタンをレンタルできます。
また、オンラインでもセキュアリンクサービス「SORACOM Arc」の利用による、疑似的なIoT ボタンシミュレーターで IoT 体験が可能です。
テキストを事前公開しています。ご覧ください。ちょっと難しそうかもしれませんが、実は40分〜60分で行っていただける内容です。
これで先に紹介した「家庭内連絡ボタン」を作ることができます。是非、 IoT ボタンを押してみましょう!
【ハンズオン:コース2】IoT で温湿度の可視化
ソラコムでは「GPS マルチユニット SORACOM Edition」という IoT デバイスを扱っています。
この中には GPS/温度/湿度/加速度の4センサーが入っており、IoT ボタンと同様に通信機能として LTE-M を内蔵しています。これ一台で、位置情報や周辺環境のデータをクラウド連携できるわけです。
この IoT デバイスからのデータを、クラウド上で可視化するのがこのハンズオンです。成功するとこのように、グラフを表示できます。
この IoT デバイスはバッテリーを内蔵しているため、スマートフォンとは別に「位置測位の仕組み」を自分で作ることも可能です。
このハンズオンもテキストを事前公開しています。どんな体験ができそうかご覧ください!
【ハンズオン:コース3】クラウドカメラで「タイムラプス動画」
昨今ではスマートフォンで簡単に作ることができるようになった「タイムラプス(コマ送り)動画」。たとえば植物の観察など長期モニタリングに役立ちますが、設置や安定的な運用をするのに苦労します。
今年5月開始のソラコムの新サービス Soracom Cloud Camera Services、通称「ソラカメ」は、安価で屋外利用もできるクラウドカメラ「ATOM Cam シリーズ」を用いて映像の撮影を行い、その動画や静止画は API で切り出すことができます。すなわち、カメラ映像を使った加工や処理が手軽に行えます。
このハンズオンコースは、設置済みのカメラから API で静止画を複数枚入手して、自分好みのタイムラプス動画を作ります。
このハンズオンは「ソラカメ」が手元に無くても体験できます。コマンドラインを使うため若干手順は多いのですが、これから試してみようと思っている方に向いています。
こちらもテキストを事前公開済みです。
各会場には「ソラコムのメンバー」が参加します!
SORACOM UG Explorer 2022はオンラインの他に、日本国内5会場で同時開催です。
各会場にはソラコムのメンバーも参加します。ハンズオンのサポートはもちろん、皆さんと交流できればと思っておりますので、お近くの会場へぜひ足をお運びください!
札幌会場 (札幌市北区)
松本 悠輔 (ニックネーム: Ysk (ユースケ)) / ソリューションアーキテクト(SA)
私は出身が札幌でして、地元のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています、一緒にUGを盛り上げていきましょう!
Ysk より皆さんへ
東京会場 (千代田区紀尾井町)
松永 岳人 (ニックネーム: Taketo (タケト)) / ソリューションアーキテクト(SA)
東京会場でお会いできるのを楽しみにしています!当日は会場からLINE Developers Community 「RevUp 2022」へ登壇して、UGのご紹介も予定しています。UGをもっともっと広げていきましょう!
Taketo より皆さんへ
松下 享平 (ニックネーム: Max (マックス)) / テクノロジー・エバンジェリスト
今回は東京ですが「SORACOM UGあるところMaxあり!」その時にお会いできればと思います!今回、そしてこれからもよろしくお願いします!
Max より皆さんへ
広島会場 (広島市西区)
小梁川 貴史 (ニックネーム: Koya (コヤ)) / ソリューションアーキテクト(SA)
広島会場にお伺いさせていただきます!3本の矢ではなく、3つのデバイスでのハンズオンを楽しみましょう。難しいことを考えずお気軽にご参加やハンズオンに関わらずとも、IoTの話を聞いてみたいというものがあればぜひ会場でお声がけください。当日を楽しみにしております。
Koya より皆さんへ
四国会場 (高知市北本町)
渡邊 大輔 (ニックネーム: Dai (ダイ)) / ソリューションアーキテクト(SA)
高知は2度目で前回はプライベートで桂浜の龍馬像を観光しました。こちらの写真は龍馬と同じように太平洋を見つめています😊今回はIoT体験を通してステキな出会いがあることを楽しみにしています!
Dai より皆さんへ
九州会場 (福岡市天神)
三國 直樹 (ニックネーム: Mick (ミック)) / カスタマーリライアビリティエンジニア(CRE)
私もSORACOMとの出会いはRaspberry Piを使った黒い画面のハンズオンでした。あれから5年経った今は、ブラウザをポチポチするだけでIoTを体験できるようになっています。是非会場またはオンラインでIoTを体験してみましょう!
Mick より皆さんへ
参加をお待ちしております!
いかがだったでしょうか?
SORACOMのユーザーグループによる「秋の IoT ハンズオン祭り」で体験できる内容をご紹介しました。
SORACOM UG は SORACOM ユーザーの有志によるコミュニティです。ソラコムはこの活動を支援しており、今回はハンズオン機材や SIM 等をサポートしています。一人でも多くの方が IoT 体験をしていただければと願っておりますので、是非ご参加ください。
お待ちしております!
イベント概要
- イベント名: SORACOM UG Explorer 2022
- 主催: SORACOM ユーザーグループ
- 後援: 株式会社ソラコム
- 日時: 2022年10月22日 (土) 13:00 ~ 18:00
- 場所: オンライン、および5か所のオフライン会場 (札幌、東京、広島、四国、九州)
- 参加費: 無料
- ホームページ/お申し込み: https://soracom-ug.jp/soracom-ug-explorer-2022/
- ハッシュタグ: #soracomug
※ハンズオン受講に際しては、コースに応じて準備いただきたいものや数十円〜数百円の実費がかかるものがあります。お申し込みページでご確認ください。
― ソラコム松下 (Max) @ma2shita
投稿 日本各地とオンラインでIoT体験ハンズオン!SORACOM UG Explorer 2022 開催迫る は SORACOM公式ブログ に最初に表示されました。
この連載の記事
-
第466回
デジタル
カメラとAIで楽器演奏シーンを簡単に残す、IoTプロトタイピングの裏側 -
第465回
デジタル
数千を超えるIoT機器を管理!生成AIで設備運用を効率化するhacomonoの挑戦 -
第464回
デジタル
SORACOMのビジネスパートナープログラムに、新たに5社の認定済パートナーが参画、SORACOM Harvest Data で日時データをタイムスタンプとして利用可能に takuyaのほぼ週刊ソラコム 08/31-09/13 -
第463回
デジタル
SORACOM Lagoon 3 の Alert rule の考え方をマスターして、最適な通知を作成 -
第462回
デジタル
LTE USB ドングル UD-USC1 を SORACOM サービスと組み合わせて利用する -
第461回
デジタル
EV充電インフラを保護する5つの方法 -
第460回
デジタル
IoT プロジェクトの課題を解決する、SORACOM サービスの活用事例 -
第459回
デジタル
ATOM Cam 2 専用 LAN アダプターを販売開始、ソラカメのクラウド録画マルチストリーミング再生機能をリリース takuyaのほぼ週刊ソラコム 08/17-08/30 -
第458回
デジタル
IoTで接続された充電ステーションがEVの普及を促進する -
第457回
デジタル
SORACOM Napterがさらに便利に!リモートアクセスの安全性と利便性を両立したWebターミナルのご紹介