飾り気なく気軽に持ち歩けるビジネスモバイル
最新Core i7にMSIならではの冷却技術を組み合わせたコスパに優れるノートPC、MSI「Modern 14 C12M」
MSIと言えばゲーミングノートPCだが、実はビジネスモバイルも手掛けている。それもディスクリートGPUを搭載しない統合GPUモデルも存在する。軽く、薄い、今回はMSIのモバイルノートPC「Modern 14 C12M」を紹介しよう。
外観はスタンダードスペックだがビジネスのことをよく考えた機能性が魅力
Modern 14 C12Mは14型フルHDのビジネスモバイルで、製品名のとおり「Modern」シリーズの1モデルだ。Modernシリーズには、性能を求めたディスクリートGPU搭載モデルや、統合GPUでもより高性能なAMD Ryzen搭載モデルもある。一方、本製品はIntel CPU搭載モデル。シリーズ中でもとくにスタンダードな性格と言えるだろう。
サイズは319.9×223×19.35mm。狭額縁ベゼルの採用は当然だが、本製品の左右ベゼル幅はとくに狭く、14型でありながら幅32cmを切っている。奥行きは22cm少々、厚みは20cm弱なのでここは標準的と言えるだろうか。重量も約1.4kgなのでモバイル可能な重量である。
カラーリングは「アーバンシルバー」。個性の時代ではあるがビジネスにおいては悪目立ちはしたくない。そして清潔感はなにより重要だ。シルバーはブラックに次いでビジネスノートPCに適したカラーリングと言えるだろう。周囲の明るさに応じてホワイトにも見えダークグレーにもなる。
ディスプレイは14型で1920×1080ドット(フルHD)、ノングレアというビジネスモデルのスタンダードなスペックだ。ディスプレイベゼル部分はブラック。本体と同色のほうがシームレス感は高くベゼルの狭さを実感できる一方、ブラックの本製品は境界がハッキリし画面への集中力が高まる印象だ。正面からの色味はよいが、左右浅めの角度から見ると若干暗く感じたが、機密情報を扱うビジネスではこのくらいの視野角でよいのかもしれない。また、ディスプレイ上部ベゼルには92万画素のWebカメラを搭載している。
ディスプレイを開くと、普段使いの角度あたりでヒンジの端が本体をリフトする。適度なチルト角がつき、キーボードの入力もしやすい。また、ディスプレイは180°まで開くことができ、ファンクションキーのひとつに表示画面の180°回転機能を割り当てている。こうした使い方は商談などのビジネスシーンでよくあるものだ。この操作をモタつくことなくスムーズにできるのは勝手がよいと感じた。
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