リコーは10月13日、360度カメラ「RICOH THETA X」の新たな拡張機能として、「Route Shooting BETA」、「Outside-in Shooting BETA」プラグインをラインアップし、プラグインストア(https://pluginstore.theta360.com/) に公開した。
「Route Shooting BETA」は移動しながら360度動画を撮影することで、移動した軌跡がわかる動画を生成する。
撮影した動画をカメラ本体やパソコン用アプリケーションで再生すると、カメラの移動した軌跡が表示され、スタートからゴールまで、あるいは選択した地点までを360度ハイパーラプスのような動画として見ることができる。
空間移動の追体験・疑似体験を可能にし、写真では伝えきれない空間を伝えるのに適しているという。
「Outside-in Shooting BETA」は被写体の周りを一周しながら360度動画を撮影することで、被写体を中心にいろいろな方向から見ることができる画像を生成する。
撮影した動画をカメラ本体やパソコン用アプリケーションで再生すると、スワイプ操作に応じてコマ送りするようにして見ることができる。
被写体を中心にしていろいろな方向から見られるので、物体の形状を把握するのに適しているという。
いずれのプラグインも、Visual SLAM技術を用いて検出したカメラの位置情報※1を360度動画に付与することで、従来の再生方法とは異なる360度の新しい映像体験を提供する。
※1 GNSS(Global Navigation Satellite System)による位置情報ではなく、自己位置推定による相対的な位置情報
ユーザーはプラグインストアから好みのプラグインをインストールすることで、RICOH THETA Xをより使いやすくカスタマイズすることができる。