Mapboxプロモーテッド・ピン広告の機能を拡張し、有料版をスタート
マップボックス・ジャパン合同会社
日系系地図サービス事業者の新たな広告市場“マップアドネットワーク”の本格稼働に向けて
地図開発プラットフォームを提供するマップボックス・ジャパン合同会社が、β版を展開していたデジタル地図上の広告サービス『Mapboxプロモーテッド・ピン広告』において、「広告カード」機能を拡張しました。これに伴い、10月6日より有料版をスタートします。
今回の機能拡張では、“地図を邪魔しない”まま、掲載できる情報の量や種類を増やすことで、訴求効果の向上やオリジナル広告の掲載を実現し、さらに、WEB広告に欠かせないコンバージョン設計の自由度がアップしています。また、広告主の増加に向けて広告代理店向けの管理画面も開発しました。
今後は、広告掲載面の拡大や更なる機能拡張、そして、オリジナリティあふれる地図広告を推進し、マネタイズの実現を望んでいた日系地図サービス事業者の収益向上や新たなユーザーエクスペリエンスの創出に貢献していきます。
広告カード機能の拡張で、地図ユーザーにも広告主にも新たな体験を
『Mapboxプロモーテッド・ピン広告』では、地図上に広告主独自のアイコンが配置され、タップすると広告主の情報が記された「広告カード」が表示されます。今回の機能拡張では、広告カードをスワイプで全画面表示可能にし、情報タブも追加しました。これにより、以下のことが可能になりました。
(1) 情報量が増えて訴求効果がアップ!オリジナリティあふれる広告が可能に!
写真掲載や最新情報、メニュー等の詳細情報だけでなく、タイムリーなお知らせを掲載できます。アイコン自体を広告主が作成できるという元々の特徴とかけあわせることで、競合サービスとは異なるオリジナル広告を提供し、差別化に貢献します。
(2) スマホならではのコンバージョン設計と新たなユーザーエクスペリエンス!
電話番号や公式SNSへのリンク、アプリのダウンロードなど、スマホならではのCall to Actionを実現し、コンバージョン率の向上が可能です。今後は、検索行動や移動ルートと絡めた広告の実装をはじめ、出稿メリットの増強や新たなユーザーエクスペリエンスの創出に資するサービスを開発していく予定です。
Mapbox地図開発プラットフォームについて
Mapboxは使う人のニーズに合わせた地図を制作することができるSaaS型プラットフォームです。導入のしやすさ、拡張性の高さ、UI/UXを最大化する豊かな表現力といった特長から、ヤフー株式会社の「Yahoo! MAP」や株式会社SUBARUの「SUBAROAD」のほか、国内外で多くの企業に採用されています。
Mapbox地図広告プラットフォーム
Mapbox地図広告プラットフォームは、Mapboxを用いて提供する“地図を邪魔しない”広告サービスで、2021年7月に誕生しました。2021年8月には、システム開発費や広告主獲得費の負担、十分な広告収益をあげる掲載規模の担保といった課題をスケールメリットによって解決すべく、日系地図サービス会社7社とマップアドネットワークを形成。マップボックス社がシステムを提供するだけでなく、広告主の獲得も担い、各社のデジタル地図上に同時に広告を掲載する構想を掲げました。
2022年9月末まで、Yahoo! MAPアプリ(Android/iOS)にてMapbox広告の無料ご利用期間を設けており、その取り組みを通して得られた知見をもとにした更なる機能拡張や、マップアドネットワーク全社の実装に向けて準備を進めています。