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アーバンエックステクノロジーズ、スマホで路面のひび割れ率や平坦性を算出するサービスを開発

 株式会社アーバンエックステクノロジーズは2022年9月29日、同社開発のAIを活用した道路損傷検知サービス「RoadManager」の関連サービスとして、「RoadManager 路面性状簡易評価パッケージ」を開発したと発表。2023年度からベータ版として提供を開始する予定だ。

 多くの自治体では道路の維持修繕業務の一環として、路面性状調査を行っている。自治体が実施する調査では特に路面のひび割れや段差が注視されており、交付金を申請している場合には、ひび割れや段差などの調査結果を国が指定する基準に沿った形式で報告することが求められる。しかし路面性状調査は5年に1回の大規模で高コストな調査であるため、調査業務のさらなる簡素化と高効率化が望まれている。

「路面性状簡易評価パッケージ」は、スマートフォンやカメラ付きデバイスで撮影した動画や静止画、センサー情報から、路面のひび割れ率やIRI(平坦性)、MCI(維持管理指数)などを指標化するサービスだ。これまで調査で使われてきた専用の測定車が通れないような細い道路や生活道路の状態を測定、解析し、補修計画を策定するためのデータとして利用することを想定している。専用の測定車を使わずに、国が指定している指標で路面の簡易的な評価を行える。

動画から生成した鳥瞰図イメージ

ひび割れ率を元にした路面性状評価図イメージ

 データの測定にあたっては、まず車のダッシュボードにスマートフォンやカメラを設置して専用アプリを通して路面を動画撮影する。この動画をもとにアーバンエックスが測定データの解析を行い、ひび割れ率やIRI、MCI値を算出する。その結果をCSVデータや地図上で可視化したGIS(地理情報システム)のシェイプデータ、画像で提供することを予定している。

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