第12世代Core i7にRTX 3060、DDR5メモリー、Gen 4 SSDを採用、19万円台で買えるコスパにも注目!
写真・動画編集に最適な最新パーツで固めた15.6型クリエイターノートPC、精確な色を確認できるディスプレーも魅力
2022年07月06日 11時00分更新
サードウェーブのクリエイター向けブランド「raytrek」から、15.6型ディスプレーを搭載したノートパソコン「raytrek R5-AA6」が登場した。第12世代のインテルCoreプロセッサーやミドルクラスのグラフィックス、広色域液晶パネルなどを搭載しながら、20万円を切る価格におさめられているのが魅力的。今回その実機を試すことができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを2回にわたって紹介していこう。
raytrek R5-AA6の主なスペック | |
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CPU | Core i7-12700H(2.3GHz~4.7GHz)、14コア(Pコア:6、Eコア:8)/20スレッド |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
メモリー | 16GB(8GB×2)、DDR5 PC5-38400(カスタマイズ可) |
ストレージ | 1TB Gen 4 NVMe SSD(カスタマイズ可) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、sRGBカバー率約99% (sRGB比約100%) /AdobeRGBカバー率約76%(AdobeRGB比約77%) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.2 |
インターフェース | Thunderbolt 4(Type-C、DisplayPort Altモード対応)、USB 3.2 Gen2、USB 3.2 Gen1×2、HDMI 2.1、有線LAN端子、マイク入力、ヘッドフォン出力、SDカードリーダー |
内蔵カメラ | HD画質Webカメラ、IR専用カメラ(Windows Hello対応) |
サイズ/重量 | およそ幅359×奥行244×高さ22mm/約2.0kg |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
メタリック調の高級感あるデザインを採用
サードウェーブの「raytrek」は、コンテンツ制作を行うクリエイターをターゲットにしたパソコンブランド。タワー型デスクトップパソコンからイラスト・漫画制作に適したコンパクトなタブレットまで幅広いラインアップ展開が行なわれている。
ノートパソコンも複数のモデルが用意されており、用途や目的に合わせて選択することが可能。モデル名はディスプレーのサイズごとに異なり、17.3型が「R7」、16型が「R6」、15.6型が「R5」というネーミングになっている。いずれもクリエイティブ市場向け製品だけあって、性能が高く、機能が充実しているのが特徴だ。
今回試したraytrek R5-AA6は、15.6型ディスプレーを搭載した「R5」の最新モデルで、raytrekシリーズの中では比較的エントリー寄りの製品。直販サイト「ドスパラ」では、19万9980円~という20万円を切る価格で販売されており、コストパフォーマンスのよさも魅力の1つになっている。
エントリー寄りとはいっても本体の質感は高く、天板とキーボード面はガンメタリック調のカラーが、ディスプレー面や底面はブラックが採用されており、重厚でシックな印象。天板はブランドロゴがあしらわれたシンプルなデザインでインテリアにも馴染みやすいため、自宅やオフィス、カフェ、コワーキングスペースなど、どんな場所でも使いやすそうだ。
このクラスの高性能ノートパソコンとしては、本体サイズが小さめなのもポイント。ナローベゼルの採用により、フットプリントはおよそ幅359×奥行き244mmに抑えられている。厚みはおよそ22~24mmで、重さは約2.0kgとなっており、日常的に持ち歩くには不向きだが、いざというときはバッグなどに入れて撮影スタジオや制作現場に持ち運んで使用することも十分可能だ。
インターフェースは、本体左側面にセキュリティースロット、USB 3.2(Gen2)Type-A、マイク入力、音声出力端子を、本体右側面にSDカードリーダー、USB 3.2(Gen1)Type-A×2を、本体背面にThunderbolt 4、HDMI 2.1、有線LAN、電源ジャックを配置している。このうちThunderbolt 4ポートはDisplayPort Altモードに対応しており、外部ディスプレーに出力できるため、本体ディスプレーと合わせて最大3画面のマルチディスプレー構成にもできる。
このほか、ディスプレー上部にはHD画質のWebカメラと、Windows Hello対応の顔認証用IRカメラが内蔵されている。事前に登録しておけば、画面に顔を向けただけでロック解除できるため、人の出入りが多い制作現場などでも安全に使用したいときに便利だ。