アナログ・テック株式会社
2基の高性能AIチップを搭載した耐環境ファンレス産業用PCをリリース
アナログ・テック株式会社(本社:東京都江東区)は、1台の筐体に複数の『Hailo-8(TM) AIプロセッサ』を搭載することで、ソースに対して複数種類のAI学習モデルを同時に適用して処理することが可能な、産業用PCをリリースしました。
▽製品サイト:https://www.analogtech.co.jp
リリースした『AT-IPCFG004』は、産業向けの高性能AIチップを2基搭載し、エリア認識と物体認識、物体認識と姿勢推定など、種類の違う学習モデルを入力ソースに対して同時に適用することで、AIの推論機能を拡張することができる、耐環境性能に優れた産業用コンピュータです。
Hailoの高性能AIチップを2基搭載、マルチAIアルゴリズムに対応
AIのディープラーニングでは、画像、音声、時系列など『扱うデータソースの種類』や、分類、深度推定、物体認識、顔の検出、姿勢の推定など、そのデータソースで何を学習させたいか『分析の用途』に応じて、都度、最適なアルゴリズムを選択して適用します。
一般的に、エッジ推論では、一つの画像ソースに対して一つの学習モデルが実行されます。
AT-IPCFG004では、複数のHailo-8™ AIチップを搭載することで、ソースに対して『複数のアルゴリズムを同時に適用する』ことが可能となりました。
HailoのAIチップ『Hailo-8™ AI プロセッサ』とは
Hailoは2017年に設立されたエッジデバイス向けに最高性能のAIプロセッサを開発しているチップメーカーです。
Hailoが開発した『Hailo-8™ AIプロセッサ』は、AI処理に特化したアーキテクチャのチップで、データプールとコンピューティングユニットを非常に小さなエリアに配置しており、外部のI/FやI/Oを使用することなく低遅延/低消費電力で処理を実現しています。
Hailo-8では、産業用途に適した以下の特徴を持っています。
■Hailo-8™の詳しい情報はこちらをご参照ください。
https://www.analogtech.co.jp/products-AI-Chip/
優れた拡張とカスタム性能
Hailo-8™を搭載したAT-IPCFG004は、小型で優れた放熱設計のファンレス筐体を採用し、耐環境性能に優れ、ラック立架が難しい現場にも導入可能です。
産業用システムで要求されるRS232/422/485、DIOの汎用インターフェースがオプションで用意されており、ユニバーサルI/OによるPoEや10GbEの拡張、産業用SSDなど産業用グレードへのパーツに組替えが可能です。
カスタムやOEMが可能なベースモデル
AT-IPCFG004は、その仕様がお客様の利用用途にマッチしなければ、その適合しない個所を状況に合わせてカスタムが可能です。これにより、仕様設計の短縮や、お客様へのご提供リードタイムの短縮を図っています。
動画プレゼンテーション
Hailo-8™を2基搭載したAT-IPCFG004を用いて、ソースに対して複数の学習モデルを適用し、並列で推論処理するプレゼンテーションです。デモンストレーションでは、2基のHailo-8™を使い『物体認識のyolo v5』と『姿勢推定のcenterpose』をビデオストリームに同時に適用しています。
■デュアルAIチップ搭載IPCによるマルチアルゴリズムの適用
https://youtu.be/E1RnGGvCrgE
アナログ・テック株式会社について
「Society5.0」の実現を通じて新たな価値を生み出し経済発展と社会的課題の解決を担う
設立 1994年6月21日
資本金 3億10百万円
本社 東京都江東区 ダイバーシティ東京オフィスタワー
業務内容 産業用コンピュータの製造・販売・コンサルティング
URL https://www.analogtech.co.jp
■お問合せ先
営業技術部
電話:03-3527-6111
問合せフォーム:https://www.analogtech.co.jp/contact/
メールアドレス:sales@analogtech.co.jp