モーダル小嶋のTOKYO男子めし 第65回
「華麗なるカレーパーティー」キャンペーンから登場:
セブン「ナイルレストラン監修ナイルチキンカレー」スパイシーさと甘さの両立で完成度高い! よくまぜて食べよう
2022年04月07日 16時00分更新
「ナイルレストラン監修ナイルチキンカレー」
セブン-イレブン
550円(税別)
4月6日発売
https://www.sej.co.jp/products/curry2204.html
名店が監修するカレーシリーズ
セブン-イレブンでは「華麗なるカレーパーティー」と題して、銘店監修商品をそろえたカレー商品各種を4月6日以降順次発売します。
インド・パキスタン料理専門店「銀座デリー」、日本最古の印度料理専門店「ナイルレストラン」、神田の欧風カレー店「ルー・ド・メール」の監修商品が複数揃います(各商品ごと・地域・店舗により発売日が異なります)。
その中から、今回購入したのは「ナイルレストラン監修ナイルチキンカレー」。550円(税別)。
じっくり炒めたソテーオニオンと香りの高いナイルレストラン秘伝の専用スパイスで作った、トマトとココナッツミルクのコクがたまらないとうたうカレー。付け合わせとしてマッシュポテトとキャベツ炒めを盛り付けています。
銀座のナイルレストランといえば「ムルギーランチ」。チキンレッグ、温野菜を添えたスパイシーなカレーです。店舗を訪れると、店員さんに「ムルギーランチでいいかな!?」と聞かれることでおなじみ(?)です。ランチとはいいますが、営業時間中はいつでも食べられます。
筆者が初めてナイルレストランを訪れたときは夜だったのですが、入店して席に着くなり「ムルギーランチでいい? 名物だよ!」と聞かれ、(えっいきなり!? しかも夜なのにランチ!?)と困惑したことが懐かしいです。
セブン-イレブンで商品化するにあたり、具材にチキンだけでなくマッシュポテトとキャベツ炒めを入れるのも、名物のムルギーランチを彷彿とさせてよいではないですか。カレー好きの心をくすぐる仕上がりです。
カレーとごはんはセパレートになっています。コンビニ弁当におけるセパレート容器の採用は、食べやすくなったという人もいれば、量が減った(かさ増ししている)という人もいて、このあたりは意見が分かれるところではあります。
バラバラで食べてもいいのですが、せっかくなのでお皿に移しました。このあたりの盛り付け、筆者はいつも適当なのですが、記事を書くとき(写真を撮影するとき)にちょっと後悔します。日頃から練習するべきでしょうか?
スパイシーでありながら甘さとコクも両立
ナイルレストランの個性もしっかりと
カレーは本格的な味です。これだけ書くと「何の説明にもなっていないぞ」とお叱りを受けそうですが、ポイントはオニオンソテーとココナッツミルクの甘さが効いている点だと思います。
つまり、スパイスの香りや辛味がありながらも、同時に甘さがあるので、単純な味ではなく、奥行きがある。トマトのコクもあいまって、食べやすいけれども、刺激も品よく感じられるわけです。ここが本格的と感じた理由かなと。
辛さはそれほどでもないので、我々が「インド料理」と聞いてイメージするスパイスの香りの中に甘さとコクが両立しているところがいいですね。
ナイルレストランの店舗で食べられるカレーよりは、だいぶマイルドな仕上がりです。まあ、「お店の味を再現!」ではなく、あくまで「監修」なので、その点に問題は感じません。エスニックな味わいはどうも苦手……という人でも、比較的、食べやすい仕上がりでしょう。
チキンはやや小ぶりですが、やはりカレーの味がしっかりしているので、雰囲気のある具材になっています。もうちょっと量が入っていれば……というのは、コンビニのお弁当に対してぜいたくすぎる意見かもしれません。
添えられているマッシュポテトとキャベツ炒めですが、濃い味がついているわけでもないので、カレーの味を邪魔しません。ただ、やはりこの組み合わせは、ナイルレストランのムルギーランチを彷彿とさせますね。ムルギーランチは、とにかくまぜて食べることが推奨されています。よって、このカレーをまぜるのも自然の成り行きでしょう。
此方もまぜねば……無作法というもの……。というわけで、皿の上でよくまぜることにしました。「まぜればまぜるほどおいしくなりますからね〜」というナイルレストランで何度も聞いた言葉を思い出しながら、丹念にまぜます。
スパイスと甘味の両方がきっちりと主張するカレーなので、具材もあわせて、白米とよくまぜ合わせることで、味が均等になる気がします。もちろん見た目の問題もありますし、これは「まぜて食べてね」とは一言も言われていないので、好き好きだと思いますが……自分はまぜて食べたほうが好きです。
コンビニで買えるカレーとしては、かなりよくできていますし、監修したナイルレストランらしさもしっかりある。お店のファンにも、そうでない人にもすすめられる、完成度の高い商品になっています。おすすめです。可能であれば、よくまぜて食べてください。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。一人めし連載「モーダル小嶋のTOKYO男子めし」もよろしくお願い申し上げます。
アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!
ご意見、要望、ネタ提供などはアスキーグルメ公式Twitterまで
アスキーグルメ (@ascii_gourmet)
この連載の記事
-
第85回
グルメ
日清さん、これってそんなに“背徳”ですか? カップヌードル「チーズバタークリーミーカレー」 -
第84回
グルメ
すき家の新しい牛カルビ丼 タレの味が変わって玉子との相性が◎ -
第83回
グルメ
松屋「台湾風まぜ牛めし」 ビビン丼っぽい“ちょうどよい”おいしさ、590円の中庸の美学 -
第82回
グルメ
ケンタッキー「超チーズにおぼれるフィレバーガー」バランスが崩壊するほどのチーズソース -
第81回
グルメ
マクドナルド初のアジアンバーガー「担々」「油淋鶏」「スイートチリ」食べた! 一番アジアを感じるのはコレ -
第80回
グルメ
ビーフ3枚+チーズ6枚=1890円、食事というよりレジャーです バーガーキング「トリプルビーフ・ゲレンデ」 -
第79回
グルメ
松屋のボロネーゼハンバーグ “ひき肉×バーグ”でごはんに合うけどちょっと高いかも? -
第78回
グルメ
松屋のカルボナーラはごはんで食べる “シュクメルリ”路線の第2弾と考えよう -
第77回
グルメ
コンビニでサウナ飯? セブンイレブン「サウナ北欧監修 特製カレーライス」 -
第76回
グルメ
まろやかさが魅力、松屋のビーフストロガノフ 850円をどう考えるか…… -
第75回
グルメ
ついに登場「イチゴ味のレッドブル」レッドエディション(2022)のお味は? - この連載の一覧へ