88の金融機関とAPI連携済み
弥生、口座連携機能の対象金融機関とAPI契約を完了
弥生は10月1日、弥生の口座連携機能で連携している全ての金融機関とのAPI契約を完了したと発表した。
弥生の口座連携機能は、銀行明細(法人口座/個人口座)やクレジットカード、電子マネーなどの取引データを、クラウド上で仕訳データに自動で変換し、利用中の弥生会計ラインアップの各製品に取り込む機能。口座連携機能は、Windows対応のインストール版と、Windows/Mac対応のクラウド版がある。
2018年の銀行法等改正により、金融機関の口座情報を取得する事業者は、電子決済等代行業者として2020年9月末までに金融機関とAPI契約を締結することが義務付けられた。これに伴い弥生は、金融機関とのAPI契約を行い、従来のスクレイピング連携から、金融機関の預金残高や取引明細を正確かつ安全に取得できるAPI連携への切り替えを進めてきた。
現在、88の金融機関とAPI連携が完了しており、これは弥生会計ラインアップの口座連携機能を利用中のユーザーが登録している口座のおよそ90%に当たるという。残り50の金融機関に関しては、順次API連携を進めていくとしている。API連携が開始するまでの間、従来のスクレイピング接続による口座連携を利用できる。