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COMPUTEX TAIPEI 2019レポート 第41回

今年のFSPは電源だけじゃない! 2台のPCを搭載できる新ケースを披露

2019年06月04日 22時35分更新

文● ドリル北村/ASCII編集部

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 FSPは、COMPUTEX TAIPEI 2019でPCケース「CMT710」や電源ユニットの新製品を展示していた。

電源ユニットでおなじみのFSPブース

PCを2台搭載できる
オープンフレームのPCケース

 水冷クーラーを見せるためにオープンフレーム構造を採用する。左側面にはE-ATXまでのマザーボードを、右側面にはMini-ITXマザーボードを搭載できる。両側にマザーボードを搭載して2台のPCをこのPCケース1つで運用することも可能だ。2019年第4四半期に発売予定で予価は499ドル。

オープンフレームケースの「CMT710」。フロントパネルのアルミの厚さは5~6mm。水冷クーラーを2基搭載可能。CPUとGPUをそれぞれ別の水冷システムで冷却できる

両サイドパネルは強化ガラス製で、ケーブル類は中央の仕切り部分に隠せる

天板はV字状に広がる。本体サイズは634(W)×455(D)×530(H)mmとかなり大きい

不意なシャットダウンを防ぐ
リダンダント(二重化)電源

 ワークステーション向けの二重化電源「Twins」シリーズの900Wモデル。電源が故障しても、もう1台の電源で稼働し続ける。電源を落とすことなくモジュールを交換可能で、USB接続で状態を監視し異常が生じた際にメールで知らせることもできる。

ワークステーション向けの二重化電源「Twins 900W」。年末発売予定で価格は未定

奥行きが短いSFX電源の650Wモデル

 650Wの出力を誇るSFX電源が「DAGGER PRO 650W」だ。内蔵の92mmファンは、負荷が20%以下なら停止するセミファンレス仕様。フルモジュラータイプなので、必要なケーブルだけを接続できる。とくにSFX電源を必要とする小型PCにはありがたい仕様だ。

80PLUS GOLD認証を取得したSFX電源の「DAGGER PRO 650W」。奥行きの短さが魅力。第3四半期に発売予定で価格は未定

セミファンレス仕様のATX電源
「Hydro GS」シリーズ

 80PLUS GOLD認証を取得したATX電源の新作が「Hydro GS」シリーズだ。内蔵の135mmファンは、負荷が30%以下なら停止するセミファンレス仕様。出力は550/650/750Wの3モデルを用意し、すべて日本メーカー製のコンデンサーを使用している。同じスペックでセミモジュラータイプの「Hydro GSM」シリーズもラインナップ。

ATXの電源の「Hydro GS」シリーズ。メインケーブル以外はフラットケーブルを採用する。2019年第3四半期に発売予定

セミモジュラータイプの「Hydro GSM」シリーズもラインナップ

TUF GAMING仕様の「Hydro GE」
日本限定モデルも!

 80PLUS GOLD認証を取得した「Hydro GE」シリーズに、ASUSのTUF GAMING ALLIANCE認定を受けたモデルが追加される。出力は550Wと650Wで6月発売予定だ。

TUF GAMING仕様の「Hydro GE 550W」

 また、日本限定で750Wと850Wモデルも8月に発売される予定だ。ただしこちらはTUF GAMING ALLIANCEの認定は受けていない通常の「Hydro GE」シリーズとなる。

その他の気になる展示物

「Hydro G Pro」シリーズの防湿性をアピールするデモ。特殊なコーティングで湿度95%の環境でも動作するという

日本のModderである関口徹氏の作品もブースに展示されていた

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