AMDは11月14日、米国で開催中の「SC18」にて、サーバー向けプロセッサー「AMD EPYC」やデータセンター向けGPUアクセラレーター「Radeon Instinct」に関する最新情報を公開した。
ローレンス・リバモア国立研究所が最新HPCクラスター「Corona(コロナ)」に、AMD EPYCとRadeon Instinctを採用すると発表。
ドイツ・シュツットガルド大学のハイパフォーマンス計算センター(HLRS)で使用しているスーパーコンピューターに、次世代AMD EPYCプロセッサー「Rome(ローマ)」を導入することも発表した。ヨーロッパ最大級とうたうスーパーコンピューターは、エンジニアリングと応用化学などのニーズに対応するために設計されているという。
EDAや高頻度取引などのワークロード向けに設計された新型プロセッサー「AMD EPYC 7371」も発表。2019年第1四半期に提供するとのこと。
SC18の会場では、データセンター向けGPUアクセラレーター「AMD Radeon Instinct MI60」と「AMD Radeon Instinct MI50」を展示。世界初とうたう7mnプロセスが特徴で、次世代HPCやクラウドコンピューティング、レンダリングアプリケーションに必要な性能を発揮するために設計したという。さらに異種コンピューターシステム用に設計されたオープンソフトウェアプラットフォーム「AMD ROCm」の最新バージョンである「ROCm 2.0」もリリースした。