少し前に、AirDrop機能を悪用し不快なファイルを送りつけてくる「AirDrop痴漢」が話題になりました。AirDrop痴漢とは、iOSやmacOSで使える無線ファイル送信機能であるAirDropを使って、好ましくないファイルを送りつけるという、言わばデジタルの痴漢行為です。
iOSでは、設定によって、見ず知らずの相手からファイルが受け取れてしまう状態になっています。改めて見直してみましょう。今回はiPadを使って解説します。新しいiPad Proを購入した方も、ぜひ参考にしてください。
AirDropを受信オフにする
画面右上から下方へ1本指をスワイプしましょう。
「コントロールセンター」が表示されます。
「ネットワーク設定」内の右上にある「AirDrop」アイコンをタップ。
「AirDrop」メニュー画面が表示されます。
「受信しない」をタップしましょう。
これで、外部から無断でファイルを送りつけられる心配はありません。
他人のデバイスに自分の名前を表示させない方法
なお、AirDrop機能を使う場合、他人のデバイスに自身の名前が表示されます。本名などにしていると、公共の場で、知らない相手に本名を知られてしまう可能性も。
AirDropを使用しつつ、自身のプライバシーを守りたい方は、デバイスの名前設定を変更しましょう。「設定」→「一般」をタップ。
「情報」をタップします。
「名前」をタップしましょう。
任意の名前をキーボード入力し、「完了」をタップ。
他人のデバイスに表示されるiOSの名称が変更されました。
AirDropは非常に便利な機能ですが、使い方によっては危険にもなり得るため、設定を確認して、安全に活用させることをオススメします。