副業を始めたり、情報発信に力を入れていこうという人は、いろいろなウェブサービスを活用していくことになるだろう。その際、それぞれのサービスで利用するアカウント名を共通化しておくと管理しやすいし、ブランディングの一助にもなる。今回は、FacebookやTwitter、InstagramといったSNSから、Hatena、Medium、SlideShareをはじめたくさんのウェブサービスやドメインで使われていないアカウント名をチェックするワザを紹介しよう。
55種類のウェブサービスの
アカウント名をチェックできる「Availy」
今や、個人が情報を発信したり管理する際、複数のウェブサービスを組み合わせて活用するのが当たり前になってきた。もちろん、本人が利用するならどんなアカウント名でも構わないのだが、できれば本人の活動名に近い文字列で取得したいところ。とはいえ、そこそこのユーザーがいるサービスであれば、一般的な単語はすでに取得されていることが多い。たとえば「yanagiya」が取られていると「yanagiya123」などを勧められることがある。しかし、ちょっと格好悪いし、サービスごとに数字部分が違うのも面倒だ。「yanagiya-writer」のように何か文字列を付け足したりして、良い感じのアカウント名にしたい。
できれば、複数のサービスを利用する際も、アカウント名を共通化させておきたいところ。ファンになってくれたユーザーが検索するのも簡単になるし、ブランディングにも役立つ。しかし、あるサービスで何とか良い感じのアカウント名を取得して、次のサービスでアカウントを作成しようとしたときに取得済みだったりすると台なしだ。とはいえ、いちいちすべてのサービスにアクセスして検索し、空いている文字列をチェックしていくのは手間がかかりすぎる。
そんな時に便利なのが、アカウント名検索サービスだ。任意の文字列で検索し、そのアカウント名が取得されているかどうかを確認してくれるのだ。オススメは、国産サービスの「Availy(アベイリー)」(https://availy.me)。フィールドに英数字の文字列を入力して「Search」をクリックすれば、アカウントの有無をチェックしてくれる。
国産サービスなので日本独自のSNSも探せる!
対応サービスはTwitterやFacebook、Instagram、GitHub、Medium、Tumblr、Ello、Pinterest、SlideShare、Reddit、Trello、IFTTT、note、Dailymotion、Last.fm、WordPress、Naber、Wikipediaなど55種類。国産なので、HatenaやQiita、Amebaに対応しているのもポイントだ。
動作はとても高速。キャッシュを利用できないので、検索される度に全サービスをチェックしなければならない。しかし、普通の方法で55個のサービスにつないでいては、時間がかかりすぎる。そこで、基本的にアカウント名を追加したURLにアクセスし、ヘッダーのみを取得して判別しているのだ。
取得可能であればサービス名の右側にあるマークが緑になる。取得済みであればグレーになり、不明の場合は赤になる。流石にどんな文字列でもオールグリーンになることはないので、利用する予定のサービスをきちんと絞り込んで、検索してみよう。グレーがないアカウント名を見つけたら、サービス名の下にあるURLを開いてみよう。普通に、誰かのユーザーページ開いてしまったら残念。404エラーなど、ページが存在しないなら取得できる可能性が高い。
良い感じのキーワードが見つかったら、まずはGoogleアカウントの取得からスタートしよう。Googleはアカウントを実際に作ろうとするまで、アカウントが存在するのかどうかわからない。メールアドレスとして使うことも考えられるので、ここではじかれたらもう一度探し直し、というのも手だ。
それでも「Availy」があれば、まとめて検索して、ランチャーのように各サービスにアクセスできるのでとても効率的にアカウント名の調査が行なえるので活用しよう。
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