重さ約790gという軽さで約200kgf天面加圧試験などをクリアした堅牢性を持つ13.3型ノートパソコン「LIFEBOOK WU2/B3」(関連記事)。モバイルマシンに最適なボディーなので、気になるのはバリバリメインマシンとして使えるかどうか。そこで今回は、各種ベンチマークを計測してみた。
今回試用したLIFEBOOK WU2/B3は、Core i3-7130U(2.7GHz)、4GBメモリー、約128GB SSDを採用している。この構成で価格は14万8824円だが、ウェブ直販サイト「富士通WEB MART」でクーポンを利用すれば、12万5012円から購入できる(12月26日現在)。
また、購入時にCPUはCore i5-8250U(1.6GHz)/Core i7-8550U(1.8GHz)が選択可能で、メモリーは最大20GB、ストレージは最大約512GB SSDまでカスタマイズできる。用途によって強化するといいだろう。
まずは、「PCMark 8」と「PCMark 10」でパソコンの総合的な性能をチェック。PCMark 8 Home Acceleratedが3066、PCMark 10が2549という結果だった。ウェブブラウジングや動画閲覧、Officeソフトを使った作業程度であれば、もたつかずに動作してくれる。また、ストレージにSSDを採用しており、起動やデータの読み込みなどが速いのはうれしいポイントだ。
CGレンダリングでCPUの性能を測る「CINEBENCH R15」は、Open GLが35.15、マルチスコアが291cbという結果に。さすがに第8世代のCPUと比べるとスコアはやや低いが、普段の作業であれば特に性能に不満は感じない。ただし、Core i3-7130Uは2コア/4スレッドのため、複数のアプリを同時に使う機会が多くいという人は、4コア/8スレッドのCore i5-8250UかCore i7-8550Uを選択したほうがいいかもしれない。
LIFEBOOK WU2/B3のGPUは、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620を採用している。3D系の性能を測る「3DMark」では、Fire Strikeが727、Sky Diverが3396だった。負荷が高いMMORPGなどを遊ぶのは厳しいが、ブラウザーゲームなどであれば快適にプレーできる。
ゲーム系のベンチマークでは、定番の「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.51」を計測。標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーンで3137(普通)、最高品質、1920×1080ドット、フルスクリーンで2422(やや重い)だった。ブラウザーゲームだけでなく、負荷が低めのMMORPGであれば、設定次第で遊べなくもない。
持ち運べる普段使いノートでとにかく軽いマシンなら
LIFEBOOK WU2/B3は、普段使いであればしっかり動く性能で、とにかく軽くて薄いモバイルにピッタリなマシンだ。クーポンを利用すれば12万5012円からと、超軽量パソコンにしてはリーズナブルな価格なので、毎日持ち運ぶノートパソコンを探しているという人はLIFEBOOK WU2/B3を検討してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i3-7130U(2.7GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 約128GB SSD |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット) |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.1(Tye-C)端子、USB 3.0端子×2、HDMI端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、有線LAN端子、SDカードスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅309×奥行212×高さ15.5mm/約790g(25Whバッテリー選択時) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |