15.6型ディスプレーを搭載し、ビジネスなどメインマシンとしても十分に活躍できる「dynabook AZ65/EG」(関連記事)。今回は試用機を参考に、基本スペックを見ていこう。
メインマシンにも十分なスペックとSSHDの性能に満足
dynabook AZ65/EGの試用機のCPUはCore i7-7500U(2.70GHz、2コア/4スレッド)を搭載。メモリーは16GBで、予算に合わせて8GBまたは4GBも選択できる。高速アクセスと大容量を両立した2TB SSHDにより、Windowsの起動から各種アプリケーションのアクセスまですっきりと行なえるが、よりスピーディーにあつかいたいのであれば、512GB/256GB SSDも選べるので視野に入れておくといい。
この構成で、まずはWindowsの快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」を実行してみた。一番低いサブスコアは「プライマリ ハードディスク」の「5.9」で、SSDに比べるとやや低いが、「プロセッサ」の値は「8.8」、「メモリ」の値は「8.8」と非常に優秀。「グラフィックス」の値は「7.1」で、GPUにCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620を利用しながらも高い数値が出ている。
頻繁にデータの書き込みや読み込みをするといった用途であれば、SSDを選択したほうがいいだろう。しかしSSHDはNAND型フラッシュメモリーを搭載し、HDDよりも快適に使えるため、2TBという容量を考えれば、コストパフォーマンス面からも十分なメリットがある。どちらを選ぶかは悩ましいところだが、目的に合わせてしっかりと吟味してほしい。
ブラウジングや動画再生にストレスなし
続いて、ブラウザーを利用し実際の利用時にどの程度の負荷があるのか検証してみた。まずASCII.jpのトップページを表示した時のCPU負荷率だが、ウェブブラウザーの起動時と合わせて瞬間的に大きく跳ね上がるものの、すぐに落ち着く。利用中の負荷率は10%以下で非常に安定した動きを見せてくれた。
次に、YouTubeでのHD動画再生も実施してみた。最初の読み込み時には40%強まで負荷が高まったが、その後はすぐに低い数値に収まる。再生中は概ね10%以下に留まり、ストレスのない視聴を続けられた。
dynabook AZ65/EGの使用時にひっかかりや重さを感じるという感覚もなく、重いファイルの扱いなど、負荷の高くなる作業でも快適に利用できる。メインマシンとして申し分ないスペックを備えているので、ノートパソコンの購入時に検討したい1台だ。
試用機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i7-7500U(2.70GHz(最大3.50GHz)、2コア/4スレッド) |
メモリー | DDR4 SDRAM 16GB(8GB×2) |
GPU | インテル HD グラフィックス 620(CPU内蔵) |
ストレージ | 2TB ハイブリッドドライブ |
内蔵ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ |
サウンド | オンキヨー製ステレオスピーカー(インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠) |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
接続端子 | USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、SDカードリーダー、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、HDMI出力端子 |
電源 | リチウムイオンバッテリー |
サイズ | およそ幅379mm×奥行258mm×高さ23.7mm |
重量 | 約2.4kg(バッテリー含む) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格11万6424円から!
東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。「dynabook AZ65/EG」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は18万6840円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は11万6424円(12月23日現在)からとなっている。512GB SSD搭載モデルも14万5584円(12月23日現在)からだ。
このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!