ここに来て、バリエーションを急速に増やしている「ZenFone 4」シリーズ。購入しやすい税抜2万円台のエントリー~ミドルクラスの端末が次々と発売されている。今回は12月8日に発売された「ZenFone 4 Max(ZC520KL)」を写真中心にお届けしよう。
大容量バッテリー搭載のエントリーモデルながら
標準+広角のデュアルカメラを搭載
ZenFone 4 Maxは、“Max”の製品名からわかるように4100mAhという大容量バッテリーの搭載が特徴となっており、付属ケーブルで他の機器を充電することも可能だ。とは言え、厚みは8.7mmで重量は156g。一般的な5.2型モデルと比べても、せいぜい10gほどしか重くなく、あらかじめ知っていないと、特段に「重いスマホ」と感じることはなさそうだ。
主なスペックは、HD解像度(720×1280ドット)の5.2型IPS液晶、Snapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、3GBメモリー、32GBストレージ、指紋センサー、Android 7.1.1など。決して高性能というわけではないが、税抜2万4800円のモデルと考えれば妥当なところ。実際の操作感も大きな不満が生じるわけではない。デザイン面も同様。メタリック仕上げの筐体は高級感があるとまではいいにくいが、安っぽさもなく実用的なもの。サンライトゴールドのカラバリも好印象だ。
魅力的なのはネットワーク面で、DSDSに対応するだけでなく、nanoSIMスロット×2+microSDスロットのトリプルスロット仕様となっている。また、今後auとY!mobileのVoLTEにも対応予定で、国内主要3キャリアのネットワークが利用可能になる。
ZenFone 4シリーズと言えば、カメラ。特にデュアルカメラ搭載が共通の特徴だ。本機はリアのメインカメラが13メガ+5メガの組み合わせで後者は広角レンズを採用する。たくさんの知人と写真を撮ったり、観光地で大きな被写体を撮りたい機会は確実にある。そういう場面で大いに威力を発揮するはずだ。
ZenFoneのブランドと機能を受け継いだエントリーモデルとして、SIMフリースマホ市場の人気モデルに確実になるであろう1台と言える。
ASUS「ZenFone 4 Max(ZC520KL)」の主なスペック | |
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ディスプレー | 5.2型IPS液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約73.3×150.5×8.7mm |
重量 | 約156g |
CPU | Snapdragon 430 1.4GHz (オクタコア) |
メモリー | 3GB |
ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
対応ネットワーク | LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8/12/17 18/19/26/28/38/41 W-CDMA:バンド1/2/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS(4G+3G) | ○ |
CA対応 | × |
VoLTE | ○(au、Y!mobile 予定) |
無線LAN | IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
OS | Android 7.1.1 |
カメラ画素数 | リア:1300万画素+500万画素 /イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 4100mAh |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | microUSB |
カラバリ | ネイビーブラック、サンライトゴールド、ローズピンク |
価格(税抜) | 2万4800円 |